天才は作られる
昨夜民放で、作詞家 岩谷時子さんの特集をやっていた。
かねがね、多域にわたる歌詞の内容がすごいと思っていたので、見ていたが、初めて知ることが沢山あった。
彼女が宝塚の広報編集者で、越路吹雪さんのマネージャーで親友だったこと。最後は越路さんの姉代わり、親代わりだったこと。
私は、初めから他の作詞家同様に、音楽の勉強をして、歌謡曲の作詞家になったのだと思っていたのが、全く別の仕事から入り、洋楽の翻訳をこなし、ミュージカルの歌詞を書き、しかも80歳を超えて活躍されていたということに感銘を受けた。
そして、多くの歌手や業界人から神様のごとく慕われ、尊敬されていたこと。
夜中過ぎてからしか、作詞活動をしなかったという話。
見た目はおしとやかなのに、熱い情熱を持っていたこと。
彼女の歌詞は、天才的だ。どんな曲にも合わせて、それも独自の作詞をする。
しかし、その能力は、宝塚の広報編集者としての仕事や、翻訳の仕事で育まれたものだという気がする。
彼女が、宝塚の編集部の仕事に入らず、この運命を歩まなかったら、彼女が元々持っていた才能も、天才と言われるような花は咲かせることがなかったかもしれない。
とにかく、運動することは、当然他の運動能力も向上させる。
ある楽器ができる人は、他の楽器の上達も早い。やはり音感や関連動作が発達するから。
恐らく、いろんな文章を書くことや、いい曲を翻訳することも、素晴らしい作詞をすることの肥やしになったのだろう。
そう思って、私もブログも書き続けよう!!