鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

舛添都知事辞任

   

 人間は実に弱い者だ。
金や権力を手にすると、それまで真面目だと思われていた人が、いつの間にか変貌する。
 舛添さんだけではないが、とくに目立つ人は叩かれる。
やったことが、ことだけに、どうせ辞めなきゃ収まらないだろうと思っていたが、当然の成り行きとなった。
 小説家の猪瀬さんも金で辞めたが、今度の方が情けない。

元々、金に不自由ない人は、あまり金で失脚することは無いが、俄かに金が自由になると、みみっちいことをやるものだ。
舛添さんも、猪瀬さんも、頭は切れるし政治力にも優れていたのは間違いないし、実際、仕事はそれなりの効果を出していたと思う。
 そんな人が本当に僅かな金で、信用も名誉も人生もダメにしてしまう。
後で反省しても、取り返しはつかない。
 なんで、こんなことで辞めなきゃいけないんだと思っているはずだ。

 猪瀬さんも桝添さんも、テレビで顔売って、講演などで稼いでいれば並みの人間より遥かに稼いでいたろうに、人間は権力欲というものが欲しくなるらしい。高い所に上ったら降りたくないらしい。
 みんなで選んだ桝添さん、みんなで降ろして一件落着!!

次の都知事は、何にもなやらない人より、何でもやっちゃう橋下さんか、真面目で実績のある片山元鳥取県知事がいい。
何しろ、一番貧しい県で、県政をやった人だから、都政も少しは良くしてくれるだろう。
橋下さんは、名前の挙がっている中で、唯一思い切った行革に期待できる人。
 後は、あまり期待できそうにない。都民じゃないから、とやかく言えないが。

 - 政治経済, 社会

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