ロータリークラブ
世界共通と言うか、最も世界中に広がっている奉仕団体に、ロータリークラブとライオンズクラブがある。
赤十字は目的が決まっているし、この2つの親睦団体とは色が違う。
一昨日から、3日間に渡り、2700地区の地区大会が福岡市の国際会議場で開催された。
もちろん、私は仕事で日曜しか出れなかったが、100歳を超えて元気な会員もおられるし、50年金属や20年以上毎週の例会に無欠席と言う方もおられ、頭が下がる。
2700地区というのは、世界共通の地区番号で、福岡県内61クラブが集まった地区で、その中で7グループに分けられ、我々の八女ロータリーは、2700地区の第7グループに分類される。第7グループは、八女の他、久留米、筑後、柳川など県南地区の7団体からなる。(韓国も台湾もインドもあるが、中国だけはない)
地区大会には、県下全員は参加しなくとも二千名を超える会員が集まる。
ロータリークラブとは、その昔、アルカポネがいた時代に、アメリカのシカゴで、数名の異業種の事業主が集まって、ギャングからの保守や情報交換の為に結束したもので、やがて仲間を増やしながら、各々仕事によって社会に貢献しようというロータリー精神を作り上げた。
基本は、今のように誰かを援助する、奉仕作業をするというより、それぞれの仕事を、誠実に努力し発展させることで世の中に貢献しようというものであるから、今でも「職業奉仕」というものが柱になっている。
ただ、組織が大きくなり、近代になっていく中で、個人だけでなく、会員が纏まって社会に対して、貧しい国や人々に手を差し伸べたり、地域の奉仕作業をしたり、苦学生に援助したりすることが主流になってきたようだ。
それで、近年は一面、寄付団体のようになっているが、ロータリーの実績の一つに、貧しい国の風土病の撲滅や、優秀だが経済的に苦しい世界の学生への奨学金や交換留学生制度などがある。
我が八女ロータリーも、私が入会前の今から15年ほど前に、タイの田舎にトイレを寄付している。
今回の地区大会でも、2700地区の奨学金で大学を卒業して、公認会計士になったスリランカの若者が、今は、母国の子供たちの支援活動を行っているという実例が、本人から明瞭な日本語で紹介された。
ライオンズクラブは、ロータリーが出来た数年後に、そのメンバーの中から生まれたもので、内容は殆ど同じで、違う点は、ロータリーは元々の会員規定が、1業種1会員という規定があったこと。しかし、それも近年緩やかになっている。
クラブの活動は、週1回の昼食会と卓話、年行事として地元の清掃などの奉仕活動、グルーブ大会、地区大会、親睦旅行などがあるが、例会時に自分が発表したり、会員の話を聞いたり、外部の人の話を聞く「卓話」の時間がメインとなる。
ロータリーもライオンズも、どちらかと言えば、自分の崇高な意思というより、地元の付き合いがきっかけで入会するのが実態。
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