豪遊
昔は、よく耳にした言葉。お金持ちが贅を尽くした旅行をする。
しかし、そんなにお金が無い人が豪遊した話が話題になっている。その話が飛び火してお金の使い方が公私混同だという話も出てきた。
時の人は、舛添東京都知事。
西欧2か国を訪問するのにかけた費用が5000万円というから、やはり誰が考えても尋常じゃない。
私たちが行くとしたら、ネットなど駆使して出来るだけ安いところを選び、2人で行ってもせいぜい50万円。100万円かければ贅沢な旅行と言える。これが人の金を使ってよければ倍に跳ね上がる。
例えば、出張するにも、会社とすれば予算を立てて、必要最低限の人数で計画するはず。業務で行くとすれば、費用に見合う成果が必要だ。
マスコミが取り上げるまで、それに対して何も出ない東京都も、他の財政難の県民からすると東京は恵まれすぎで、鈍感になっているとしか思えない。
私は、政治家の個人的なことで、マスコミがこき下ろすのをよろしくないと書いてきたが、今回だけは評価できる。
安倍さんが、来年4月に予定していた消費税率上げを見送ることになったようだ。
今の状況で上げたら、間違いなく景気が減退して、消費税の増収分以上に税収が落ち込む可能性が大きいので、それは正解だと思う。
まずは、患者を栄養をつけさせて手術に耐えられる体にしてから、手術しないと取り返しがつかなくなる。
次の機会は、東京オリンピック景気。その頃までには、東北も熊本も復興しているだろう。
で、消費税が値上げできないとなると、財政難という話になる。
しかし、舛添知事の件に繋がるが、国も県も議会トップが節約に取り組む姿勢が全く見られないのが不思議だ。
家庭の収入が減ったとしたら、即借金じゃなく、どの家庭もまずは支出を減らす工夫をするはず。
酒を飲む回数や外食を減らしたり、旅行の回数を抑える、電気も節約する。服もちょっと我慢する。
しかし、国や都道府県の収支がマイナスになってきても、議員の皆さんは、議員数も減らさない。議員報酬も上げる。公用車でお出かけするし家族旅行もする。出張していないのにしたことにする。まず、自腹切らない!!金が無くなるとパーティ開く。
出張もビジネスクラスに高級ホテル。5000万円を1週間で使ったのにお土産話もない(笑)
話は変わるが、先日、低所得者向けに消費税対策として3万円配る話が出ていたが、その裏では65歳以上の高齢者からも、これまでは徴収してなかった雇用保険を徴収する話が進んでいるとか。
本当に、日本は人も国も、目上や年寄りを大事にしない国になってしまったようだ。