鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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高級柑橘

      2016/03/02

 柑橘と言えば一般的に思いつくのは、温州ミカン、次に夏みかんや八朔、伊予かん。。。
庶民的な秋の果物で、生産量も日本の果物の中で最も多い。柑橘の次にくる桃やぶどう、柿などとは生産量が一桁違う。
 そのみかんに、今高級と言う名のつくものが出始めている。
その名は、「せとか」「紅まどんな」など。甘さが人気のようだ。

 高級柑橘の走りは、デコポンだ。
それまでは、みかんの後に出る晩柑類と呼ばれる甘夏や八朔は、剥きにくいし、ちょっと苦い、酸っぱい、中の皮も厚いというのが定番だったが、デコポンは、甘い・剥きやすい・独特の歯ごたえ・それに内皮まで食べられるという画期的なものだった。
 もともと、ポンカンと伊予かんの交配種で、頭がボコッと出て形が悪いと見捨てられた、アヒルの子だった。

しかし、その味や食べやすさから人気が出て、当時みかんが1個100円もしなかった時期に、1個1000円の値段が付いた。
 デコポンは、その後の人気で栽培も広がり、粗悪品も出まわったで、価格は随分下がってきた。
その2番手3番手が、今度は、せとかや紅まどんなだ。
 これらの品種の殆どは、商標登録しているので、登録者以外は、その名を使用することはできない。
デコポンも、糖度13度以上というような一定の品質基準を設けて、本来はJAしか使用できないが、JA以外も、品質が基準に届かなくても乱用していることで評判が落ちていることから、ようやく使用の取締りを強化している。

 その、デコポン・せとか・紅まどんなの高級柑橘3種の内、加工品が出ているのは、デコポンと紅まどんなだが、何とこの2種類の加工品とも、当社で製造している。ちょっと自慢!!
 もちろん、産地のJAや食品商社との共同開発だが、社員の自信に繋がる。
他にも、当社は他社にない物を結構好んで作っているが、その分、原料確保など大変なこともある。
 しかし、目指すはナンバーワンよりオンリーワン!!

 - 社会, 経営, 農業, 雑記

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