安部内閣
2015/04/01
安部さんが総理に再任されて3年目。
日本の経済低迷の要因だった金融緩和・円高の修正・デフレ脱却、これはすべて的を得た政策だった。
民主党政権もすべて悪かったわけではない。
確かに、自民党の長期政権の中で生まれた不正や無駄使い、訳がからないような行政組織や団体、天下り、年金などの不明朗な使途などなど、今は忘れ去られたが、当初民主党が訴えた改革は間違いではなかった。
しかし、初めての政権担当で、それを実行する能力がなかっただけ。もともと寄合だったこともある。
このところ、少し景気がよくなって、補助金などまた、昔の病気が再発しかねない状況が。。。
とにもかくにも、株価も回復し、大企業では賃金も上がった。
ただ、阿部さん本人も認めるように、地方や中小企業の景気や業績は低迷したままで、昔は都市部から地方に景気の波がくるのに半年かかると言われていたが、今回は来るかどうかわからない。
なぜならば、今回の回復は、金融と円安によるところが大きく、その恩恵を受けるのは、株や不動産、特に海外資産を所有している大手や輸出関連企業に限定されるからだ。
まあ、それでも、まだ民主党政権時代よりも良くなったとしよう。
そういえば、100年に一度の政治家と言われた小沢さんはどこへ行ったのだろう。一度首相をやらせたかったのに。
安倍さんには、原油安や海外からの旅行客増などの追い風も吹いている。それも短期的なものでもないようだ。
ただ、このところ目につくのは、阿部さんの強気と「私の阿部政権では」の強調。
もともと、タカ派であることは知られているし、完璧な人間はいないし、よく頑張っているのは皆が認めるところだと思うが、例えば、中国や韓国に対して、決して卑屈になる必要はないが、わざわざ相手の気に障る言動を行うのはどうかと思うことがある。基本的には友好を深めるのがお互いの利益につながるのが道理。
その言動がきっかけで、民間の対中対韓取引などで相当被害を被っている現実もある。
やはり、国民のための首相・国会議員は国民の幸福のためにあることを忘れず頑張ってほしいものです。