地方創生
2015/04/01
遅ればせながら、政府が地方創生を言い出しました。
しかし、統計を見るとわかるように、都市への一極集中化は昨年も、先月も、昨日も進んでいます。
理由は簡単、一番は働く場所がない!
楽しい場所がない、今風の店がない、若い男性が、女性がいない。
車以外に交通手段がない!
人が少なくなると、幼稚園や学校も集約されて遠くになる。もちろん大学はない。
戦後、美しい山々や田園に囲まれ、子供たちが駆け回り、人情があふれていた風景は今はなく、昼夜なかなか人を見かけません。
都会は、小さな箱の家で、人の住むところじゃないと言っていたのは、まだ半世紀前。
すでに、30年程前にも、地方が過疎化していく問題は国会にも取り上げられ、東京に集中している国の機関を地方に移転するというような話がありました。
それから随分経って、インフラも充実し、ネット通信やテレビ電話もある時代に、なぜ、国の機関が東京でなければいけないのか。
民間企業に、本社移転などを奨励していながら、国はどうなんでしょうか。
東京に大地震がきたら、どうなるのか、リスク分散のためにも、中枢機関は分散しておくべき、そうすれば自然と人も地方へと分散するというのは、何か支障があるのでしょうか。
間違いなく、日本は東京に、九州は福岡県に、福岡県は福岡市にという流れは、中途半端な施策では止まりません。
若いころ居たカリフォルニアのサンディエゴの近くの本当に田舎町に、老人ばかりのような分譲住宅ができ始め、その後行くたびに大きくなり、今は当時の人口の100倍くらいになったとか。
町の名はテメキュラ。ヒントがあるような気がします。