鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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833 母の面会

   

今日は、朝から体調も良く、昨日買ってきた岩松を池の岩に植えつけ。昨日貰った痛み止めの薬が効いて、久しぶりに昨夜は痛みの無い幸せを噛みしめながら眠った。医者から言われた通り、副作用として多少のムカつきや眠気はあるものの、格段に胸の痛みは無くなった。正気も失っていないようだ(笑)。

丁度終わった頃、久しぶりに親友が訪ねてきた。お互い、いつもたわいのないことを話するだが、私が居なくてもカミサマと話して帰ることもある。近所なので、あとの事は任せろと言ってくれる頼りになる友だ。

午後からは、久しぶりに、介護施設にお世話になっている母との面会。今は、コロナで中々会うことも難しい。今日も面会人数2人という制限で、仕切り越しに約20分間だけ。カミサマは今まで頻繁に行ってくれていたが、子ども達が帰ってくる機会に合わせて一緒に会いに行くことが多かった。しかし、コロナで、それも一変した。

もう94歳。残念ながら、息子の私でさえ分からない時が多くなってきた。元々明るい性格なので、笑顔は見せてくれるが、今日は眠たそうな感じ。ただ、孫の写真や動画を見せると喜んでくれる。ただ、理解しているのかどうかは定かでない。まだ、食はあるということで、顔色もいい。90歳過ぎても、ボケない人もいるし、中には現役で活躍している人さえいる。逆に、寝たきりで無反応、または苦しんでいる人もいる。

母は、その中間。寝たきりでもないし、食事も取れるし、職員さん達の話しかけに言葉も返す。ただし、自分の言動を認識はしていないだろう。ボケて健康というやつで、痛みもなく、幸せなのかも知れない。間違いなく、今の状態を見る限り、私の方が先に逝くので、後の看取りや葬儀は、申し訳ないが、カミサマや子供たちに託すしかない。

本当に、現代の介護施設の存在は有難いと思う。家庭で過ごさせてやりたいと思うが、理想と現実は違う。同居する家族の生活が狂ってしまう。いずれは、我々の世代も同じことを踏襲することになる。今、介護施設や医療施設の待遇問題がよく取り上げられるが、これだけ大変な仕事に対して、もっと厚くすべきではないかと思う。我々の出来ないこと、一番難しいことを代行して貰っているのだから。

 - 雑記

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