鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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827 選挙

   

現在、世界一の大国アメリカでは、次期大統領の選挙がかつてない異常な雰囲気の中で開票が行われている。大勢はバイデン氏だが、例の如くトランプ氏の異常な発言で混沌としている状況。今回も、トランプ氏優勢という意見もあったが、4年前は、アメリカ最優先主義で、経営者でもあり、何かやってくれるという期待で予想を覆して当選した。日本の比例代表と同じように、本人も国民も、本当に当選するとは思っていなかったのかもしれない。

アメリカの為にも、日本の経済にも、トランプ氏の方がいいという意見もあるが、それ以上に、このようにアメリカ国民を分断対立させ、世界の協力体制を破壊しつつある人間が、世界のリーダーと呼ばれる国のトップでいいのか。早く終止符を打たないと、益々何が起こるか分からない。バイデン氏は年だが、トランプ氏もそう変わりは無い。バイデン氏が1期4年を務める間に、副大統領候補の女性を、アメリカ初の女性大統領に育てればいい。前回、トランプ氏に傾いた人も、この4年間で、その人間性を見て変心した人も少なくないだろう。     

恐らく、どちらに決まっても、当面騒動が続くと思うが、この状況を見て微笑んでいるのは、ロシアと中国だろう(笑)。

さて、我が八女市でも市長選挙で久しぶりに騒々しくなっている。前回は無投票だったが、今回3人の立候補があり、それぞれが冷やかし的な候補者ではない。現職と、現県会議員、現市会議員の三つ巴。難しくなったのは、自民系が2人になったことで票の分散が起こる。私は、今まで経営者の立場で、公に政治には関わってこなかったし、現在は教育委員と言う立場で積極的には関わっていない。だから中立的な外野からの分析として書くが、まず、それぞれの、市長を目指す立場での長所短所。

現職M氏の長所は、県会議員から市長の任期が長く、県や国とのパイプがあり、いろんな補助金や制度資金などを取り入れることで、近隣市町村に比べてインフラ整備、農地整備、教育など相当進んでいる。また、重病に打ち勝って復帰した精神力と体力は感服するところがある。反面短所は、高齢で、任期中に病気で相当期間、職務が出来なかったこと。巷では債務などの個人的な噂もあるが、その真偽は噂だからわからない(笑)。

ただ、強いて言えば、早く後継者を育てるべきだったし、今回も最後と明言して、後継者を育てると言えば、これほど混沌とした選挙にはなっていなかったのではないかと思われる。やはり、トップは、どんなに優れていても、年齢的な引き際と後継者作りは絶対必要だと思う。

次に女性県会議員N氏の長所は、候補者唯一の女性であり年齢も若いこと、。元気と度胸と行動力があり、夫は立憲民主党の国会議員。短所は、県会議員在任中に、これと言った実績が無かったこと。また、立憲民主党となると、現実問題、自民党政党からの財源支援が今までのように受けられない可能性が強い事。何でも凍結では、過去の民主党政権の失敗を懸念される。これは初挑戦で致しかたないことだが、市長経験が無く、議会も自民党が多数なので、若い女性市長の誕生は支持されるかもしれないが、当面は市政が停滞することも危惧される。

次に、市会議員のI氏だが、正直、今回立候補するまで、存在を知らなかった(笑)。長所と言えば事業経営者ということで、経営能力があれば市政に役立つかもしれない。短所と言えば知名度が無い。彼も凍結や、企業誘致を打ち出しているが、具体的な方策は見えていない。選挙になると、みんな企業誘致と言い出すが、市内にある企業や商店を活性化するほうが現実的。新しい会社が来ても、従来の会社が潰れて行けば、その効果も無くなる。ただ、自民党の推薦があるということは、自民党活動に関わってきたのだろうし、若手の応援があるのかも知れない。

まあ、日本の選挙は、勝っても負けても、アメリカのように銃器を買うような心配も、いつまでもいがみ合うような心配は無いので、勝利した人が市民のために頑張って、周りは勝利した人に協力するしかない。4年間の任期で評価は出るが、本当は、立候補する前に、普段の活動で評価を得て置くことが大事だと思うが(笑)。

 - 雑記

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