鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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798 近況報告 その後

   

友人知人の中には、不安で私の現況を尋ねられないという人がいる。しかし、ブログは読んでいるという人も多いので、安心してもらうために今日は現況報告を書かせてもらう。

昨年12月初めより治療を始めていた八女公立病院が、経営不振のための合理化として、今年の3月を以て、一部の診療部門を閉鎖することになった。その一環として、私のかかっていた消化器内科の主治医が他の病院に転出したため、4月2日より、公立病院の紹介で、同じ部門を持つ、八女市内の柳病院に転院することになった。

膵臓癌の影響で胆管が細くなり、黄疸が出始めているということで、その日に想定外の手術となったが、そのお陰で、1月も経たない内に数値が改善して、体調も良くなった。また、抗がん剤も軽減したお陰で、副作用も軽くなり、通院での日常生活に近い生活が送れるようになった。もちろん、公立病院の治療は副作用が強かったが、その分癌細胞の数値は随分小さくなっていたので、それはそれで良かったのだろうと思う。

柳病院に移ってからは、現在に至る約4か月間、途中、高熱が出ることもあったが、それも数日間で納まる程度だった。抗がん剤点滴は、1週に1度を2週続けて1週休みの繰り返し。入院することもなく家庭で過ごせたのも良かった。転院の折に新しい主治医に、私の気持ちを伝えて理解してもらっていたことで、安心して治療が出来た。病気になると、特に内臓の治療だと患者は医師に任せるより仕方がないが、大病の場合は、治療に対する患者としての気持ちはちゃんと伝えておいたがいい。

ただ、癌は少しずつ進行しており、特に転移した方の肺癌が大きくなっており、このところ、胸の痛みが出るようになってきた。抗がん剤の間にも、みんなから頂いた癌にいいというサプリや漢方などは、出来るだけ飲んでいる。それが元気の源かも知れない(笑)。今回、8月の10日に高熱が出て、4日間入院したのを機に、再度検査をしたところ、抗がん剤の効果が見られないということで、効かない薬で副作用に苦しむより、中止して副作用から解放された方がいいだろうということで主治医、カミサマと話し合って決めていた。

その後、退院時に、主治医から、飲み薬の抗がん剤があるので、副作用が酷かったら止めればいいから、試してみようかという話になり、私としても、残り3か月が6か月になれば、もしかしたらそれ以上に効くかもしれないと思い、試してみることにした。今月21日から服用を開始。毎日朝夕2回服用し2週間続けて、1週間はお休み。3日間続けたが、今の所、大した副作用は感じない。食欲が落ちたりムカつきが出る場合があるとのことだったが、食欲はある。

ただ、胸の痛みは少しずつ強くなってきているし、相変わらず血糖値は異常に高い。血糖値はインスリン注射である程度調整できているが、胸の痛みは調整できない。ただ、ずっと続くわけではないので、無理をしなければ許容範囲。今の日常生活は、コロナがまだ収まっておらず、激しい運動も出来ないので、とりあえずは病人という自覚をして、無理しない程度に絵を描き、後は、公務を熟し、そこそこのお付き合いをするという感じ。

以前なら、何よりも付き合いが優先と言う生活だったが、今は、お目付け役もいるので、体調と相談しながら無理しないことにしている。当面のイベントは、北山会ゴルフコンペ、プレー出来ない場合でも、会長挨拶と懇親会は出席するつもり。次に娘の出産。次男の結婚式。カミサマとの旅行。これは娘のお産入院中は親も面会謝絶なので、この期間に近場に行こうということにした。11月は再度壱岐にブリ釣りの挑戦(笑)。

やりたい仕事も幾つか残っている。後は、会社の決算申告と総会。これから暫くして、気温が下がってくれば、もっと体調も良くなるような気がする。病も気から(笑)。その内、なんやかんややっている内に、病気であることを忘れるかも知れない。

本当は、コロナが収束して、涼しくなれば、上京して、今までお世話になった皆さんに挨拶に行きたいのが山々だが、今の状況を見ると中々収まりそうにない。いよいよ、この秋は選挙シーズン。国内でも世界でもサプライズはあるのか。

 - 雑記

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