鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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692 癌のミニ知識

      2019/09/16

昨日の土曜は、私の校区のゴルフコンペ。4月と9月の土曜に年2回の地域親睦ゴルフをやっている。会長に推されて10年以上になるが、年々参加者も増えて、今回は12組46名の参加となった。    

みんな、私の病気のことは知っていて、いろいろと気を遣ったり、心配してくれるが、余命4か月だけを聞いた参加者は、私の元気さに驚いている様子で、やはり気の持ちようが大事だということを分かってくれたようだ。  

晴れ男で、このコンペも雨にあったことは無く、晴れは覚悟していたが、想定以上に残暑が厳しく、33~34度はあったと思うが、何とか最後まで回れた。みんなの気遣いで同伴の70代と同じゴールドティから打たせてくれたので、病気もまんざら悪くもない。    

親睦会も、思い込みで赤ワインは飲んでもいいことに決めているので、そこそこ付き合える。付き合えるどころか、いつもの調子で2次会まで行ってしまった。    

さて、ここで、先日から癌について学習したことを、何かの役に立てばと、多少は自分の意見も要れて紹介することにした。  

我が国の癌患者数は約100万人で、年間死亡者数35万人。もちろん死亡者数は1位。交通事故の死亡者数は年々減少しているのに、癌による死亡者数、死亡率共に増加している。医療技術は進んでいる筈なのに、人間の生活環境や食の変化、ストレス要因の増加などが考えられる。   

①まず、我が国の癌検診率の低さが問題   

胃がん・肺がん・大腸がん 男性40%台 女性30%台。 子宮頸がん・乳がんは女性だけ(笑) 40%台  

②生存率             

第1ステージでは、1年後96% 10年後86%と高いが、発見が遅れて、第4ステージになると 1年後32% 10年後12%

生存率が高い癌は、咽喉ガン・甲状腺癌・前立癌。  逆に生存率が低い癌 が、すい臓癌・肝臓癌・肺癌。

※ステージといわれる数字の基準は、次のように書かれいてる。ステージ1 癌が出来ているがリンパ節に転移していない。 ステージ2 癌がリンパ節に転移しかけている。 ステージ3 癌がリンパ節に転移している。 ステージ4 癌が他の臓器に転移している。

つまり、発生した癌が、リンパ節に転移して、結ばれた他の臓器に転移していくことになり、ステージ4でも、発生部位や転移の内容に因っては必ずしも余命短かではない。例えばステージ4で余命4か月と言われても、消化器系に転移が無く、治療が上手く行けば、その倍の延命の可能性も十分ある。  

③癌の主な原因

Ⅰ発がん性物質  タバコの煙・排ガス・アスベストなど。 Ⅱ放射線・紫外線 これらは異常な細胞分裂を引き起す。 Ⅲ 癌ウイルス  癌の元になるというピロル菌は井戸水などなも生息しているので、時々検査する必要がある。今は水道水でも、若い頃に井戸水だった人は多いはず。    

④治療法について

Ⅰ局所治療  手術・レーザー・放線線治療。 Ⅱ全身治療  抗がん剤・疫治療。 Ⅲ特殊な治療として、先進治療・緩和治療。

 治療法Ⅰ 手術

基本的に早期治療に向いているが、場所や場合によっては、進行癌も。保険適用前で30~200万円。手術の場合は、リスクとして切断部から癌細胞が飛散する場合があるとのこと。

 治療法2 抗がん剤

飲み薬や点滴など。月額100万円前後。もっと高額なものも。         リスクとして、副作用が起きやすく、正常な癌まで攻撃したり、脱毛・吐き気・食欲不振・貧血・倦怠感などを引き起こす場合が多い。

 治療法3 放射線

30回程度で30~60万円程度と言われる。 通院可能だが、結果的に被爆することになり、リスクとして、照射部の炎症や、吐き気・食用不振・臓器障害。他の臓器の細胞に変異を起こすことも可能性としてある。

 治療法4 免疫療法

癌に対する免疫を強めるものや、体内で癌細胞を攻撃する機能を高めるもので、癌の抵抗力を減退させるオプシーボが注目されているが超高額。

 治療法5 先進治療

重粒子や陽子線治療は、癌に狙いをしぽっさて攻撃するもので、動かない臓器向き。1回300万円と言われ、1000万円以上になることも。

マイクロ波やラジオ波などの温熱治療は、体内温度を癌細胞が死滅する42度まで上げる治療法で、ダメージが少ないために注目されている。

これらは、保険適用外だったが、マイクロ波・ラジオ波治療は、承認された治療器による治療は現在、保険適用となっている。

 治療法6 緩和治療(緩和ケア)


癌による肉体的・精神的苦痛を緩和することで最後を苦痛なく迎えるためのケアだったが、今は、精神的なケアが重視され、早めに入院する人が増えているという。入院しても出入りや活動の自由があるのが特徴。

⑤予防と対策

1 癌の原因となる、タバコの煙や紫外線などを極力避ける。

2 ストレスを溜めない。

3 食事に気を付け、なるべく野菜をとり、偏らない。

5 早期検診早期発見。

6 がん保険の加入。特約で先進治療もカバー。お守りと思って。

最後に。  私を始め、自分で癌を予測する人はあまりいないと思う。私も毎年、会社で健康診断を受けており、頗る健康で有ったために、まさか自分が癌、それも末期癌などという予測は全く意外だった。ただ、幸いにも、それまでの生き方や性格で、それを抵抗なく受け入れることが出来たことで、苦痛苦悩は全く無かった。別に嬉しくも無かった(笑)

勿論、早めの検診や予防が一番大事。しかし、癌になった以上、それを受け入れて、どう生活するか、どう治療するか、どう準備するかを考えなければならない。

今は、癌の研究も進み、あと10年もすれば、癌の治療法も画期的なものが発明されるだろう。しかし、今はまだ発生数も死亡率も高い。その中で、従来の手術や、抗がん剤、放射線に代わるダメージの小さい治療法も進んでいる。私は、残りの人生を有効かつ有意義なものにしたかったので、ギリギリまで、元気で過ごせると判断し、且つ、自分自身の治癒力を信じて、温熱治療というものを選択した。

最後に選択するのは自分だ。しかし、選択するには知識を得たり、勉強することが不可欠。今は、幸いにも現代はネットで相当の情報が得られる。ただ、その真偽を判断するのも自分の責任。

最後に、癌保険は、お守りとして加入して置いたがいい。保険適用にならない1000万円という先進治療なども、特約をつければ癌保険でカバーできる。備えあれば憂いなし。

     

 - 雑記

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