鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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683 時の流れ

      2019/08/19

この盆休みに、10年ぶりに意外な家族が遊びに来てくれた。家の前に車が止まって、数人が階段を歩いてくる。あまり見かけない若者達。次男の友達?それにしては若い。たまに来る何かの信仰の勧め? この日は、たまたま姉2人と姪が盆参りに来てくれていた。

こんにちわと言う女性の声がして、玄関に出て、初めて気づいた。10年前に事故でこの世を去った甥の嫁と子供たちだった。

当時、甥がまだ30代で、マイホームを建てたばかり。長男が小学5年か6年だったと思う。次男3男が、3歳か4歳違い。嫁は男の子3人を抱えて夫を亡くしてしまった。

私の姉は、甥が出来た後に離婚しており、甥は先方の跡取り息子だったために、姉の離婚後は、嫁ぎ先の家族とは疎遠になっていたが、甥の家族はよく遊びにきてくれていた。しかし、甥が亡くなった後は、それも無くなり、子供たちのお祝いごとを届けるか賀状のやり取りくらいになっていた。

私の病気のことが伝わったらしく、今回、みんなで我が家に来てくれたようだ。早いもので、長男は20歳を過ぎて既に就職しているし、次男は国立高専のIT関係を専攻しているとのこと。3男はまだ中学生だが、みんな見知らぬ程成長しているものの、やはり甥の面影が強く残っている。 嫁は、私が仕事先を紹介していたのだが、今も元気に働いていることは聞いていた。   

甥は、子供たちを連れて川釣りに行き、子供が川に落ちたのを助けようとして亡くなった。そういうことで、子供たちの精神的な心配をしていたのだが、本当に良い青少年に育っているのを目のあたりにし、甥の嫁に感謝したい気持ちだった。不幸中の幸いと言うか、若くして思い切って一軒家を建てていたので、残された家族は随分助かったと思う。農機具の営業をしていて、わが身を惜しまず農家の皆さんのために走り回り、地域の皆さんから愛されていた彼の為せる技だったのかと思う。  

そんな子供たちの成長で、時の流れを感じるこの頃。

まだ、幼いと思っていた、友人の子や親戚の子が、結婚したり、子供が出来たと言う話。更には、その子供に子供が出来たという話(笑) 我々の親や叔父叔母たちも、そんな思いをしながら歳を重ねたのだろう。このところ、不憫な、または残酷なニュースが多いが、子供の成長話で盛り上がれるのは有難いことだ。  

台風一過という言葉がある。別に台風の家族が過ぎて行ったわけではない(笑)がまたまた、猛暑がぶり返してきた。何と九州より東北がずっと暑い。もう地球儀の見方を変える時期に来ているようだ。

何でも、見方を変えると、新しい方向性や、手段が見えてくる。店舗や会社の経営も今まで通りの見方をしていると、足元の氷が溶けたり、熱中症で訳が分からなくなる。時の流れは益々早くなる。これまでも、これからも考え方革新で、思い切って方向転換・方角転換・方針転換・性転換。

 - 雑記

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