親しき仲にも
親しき仲にも礼儀あり。
最初は遠慮していても、親しくなったり、馴れ合いになってくると、つい、失礼なことを言ったりしたりしてしまう。
してしまう本人は、仲良くなっているから当然のごとく悪気はないのだが、相手にとって不快に感じられることがある。
年上の人の肩をバシッと叩いたり、ついつい、タメ口を言ったり、相手が気にしていることを人前で言ってしまう。
酒が入ると、上司や異性に対して不適当な言動に及ぶなど、同僚に対してでも同じこと。
やはり、交流が深くなっても、例えば夫婦間であっても、守らなければならない一線はある。
「空気を読む」という言葉があるが、空気を読めない人に、この傾向が強いように思われる。
「他人のふり見てわが身を直せ」「親しき仲にも礼儀あり」この言葉は、いつも自分の引き出しの中に入れて持ち歩いたがいい。