670 新しい家族
新しい家族と書けば、一番最初に想像するのは、子供の誕生。そして、もう一つが結婚。
田舎では、やたら親戚が多い。昔は、見合い結婚が多く、恋愛でもネットなんか無かった時代だから、直接会わないとそんな感情は起きない。だから殆ど近隣との結婚が多く、それで地域内に縁戚が広がり、中には集落ほとんど親戚ということもある。それも多少、面倒くさいこともあるかもしれないが、頼もしいことも多い。
我が家の1人娘は、男兄弟の真ん中に生まれ、高校卒業と共に、以前から夢だった航空管制官を目指して、国立の航空保安大学に進学し、管制官になってからは、神楽坂に移り住んで、日大法学部に進学した次男の世話をしてくれた。管制官現場や国交省本省の仕事でかなりハード仕事だったので、なかなか恋愛話も無く、おまけに、管制官になって、更に早稲田に入学すると言う有様。夫婦話の中でも、男勝りの娘を持ってしまったのだからと、孫は無理だなと諦めかけていた。
ところが、ちょっとしたきっかけで、娘が親孝行に、急きょ結婚するから、結婚相手を連れて帰ってくると言う。瓢箪から駒、棚からぼた餅。
ということで、一昨日、2人で帰って来た。だいたい、父親として座敷で待ち構えるという構図のはずだったが、家内が、食事の用意が間に合わないので、代わりに駅まで迎えに行ってと言われ、全く構想から外れた展開となった。しかし、我が家に着いてからは、予定通りに、座敷で向かい合って話をし、その後4人で食事団らん。翌日は近くの温泉で、いきなり裸の付き合い。彼は夕方の便で帰ると言うので、昼食に私の行きつけの寿司屋で食事となった。
娘の目にかなった青年だということで、それなりの人間だとは思っていたが、想定以上の好青年で、でかした!!という感じ。1日一緒に居れば、人なりは分かる。本当に安心させてくれる好青年だった。私のダジャレにも、ちゃんと反応してくれる。考え方も共通するところがある。縁を取り持ったのは、神楽坂の阿波踊り連に参加したことかららしい。縁や運命と言うものはそんなもの。それに気づくか。それを生かせるか。一瞬の自分の行動が一生を決めることがある。
やるべき時に、やれるだけのことをやっておく。それが自分の運命や人生を決める。そう思って毎日を過ごせば、自ずと道は開けるものだ。また、決まった運命があるとすれば、自分の気持ちの持ち方次第で、運命の良し悪しを決められる。
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