発展途上
今回、偶々続けて東南アジア2か国に出張した。
シンガポールとベトナム。シンガポールは、国民所得も既に日本を抜いて、東南アジアの先進国となっている。
ベトナムは、まさに発展途上にある。
先に行くのが台湾、そしてタイ、フィリピン。大体同じレベルにマレーシア、後に続くのがマレーシア・ミャンマー・バングラディシュ・カンボジア。
シンガポールは、まだ発展しているものの、これから先は安定経済に向けての最終仕上げ段階。
タイ以下は、これからが発展本番で、中国から移転してきた外国企業の工場が建ち並び、まだまだと建築中だ。
マンションもぞくぞくと建ち、土地の価格も年々高騰している。
基本、土地は国有で買うことはできないので、借りるという仕組み。
仕事も、農業や漁業という一次産業から、建設業やサービス業などに広がっている。
今回の出張で、通訳のナムさん、ミャーさん、フンさんという若者に出会った。
みんな、自分の力で大学を出て、生き生きとして働いて、日本に行くのを夢見ている。もう夢ではない、近い目標だ。
日本に昔のような夢をこ実現する余地が無くなった今、これらの国でなら、一旗揚げる夢を持てるかもしれない。
いずれ、これらの国も、先進国の仲間入りして成熟国になっていくだろうが、まだ少なくとも10年は活躍の場があると思われる。
何事も、後で振り返れば、遅すぎると言うことはない。遅すぎると思っているだけだ。