662 ホーチミン
2019/06/11
今月3日から、実習生の面接のためにベトナムのホーチミンに行ってきた。今回も台湾乗り継ぎで、帰りは7日夜の8時福岡空港着。直行便はあるが、帰りが真夜中発、朝の8時着になるので体調に悪い。
ベトナムの首都はハノイだが、ホーチミンはベトナム第一の都市で、若者の活気に溢れている。まだまだ、毎度のバイクが切れ目なく走り、車も、ここ数年で随分増えてきた。中国の停滞を尻目に、ベトナムは異常な程、経済発展を遂げており、実習生による外貨獲得も、その一躍を担ってきた。
なにしろ、平均年齢が30歳前後と言う人材の宝庫。しかし、中国に代わる企業進出も加速しており、その人材を、進出した工場群が吸い込んでいる。20年前の中国と同じで、やがては、この溢れる人材も期待できなくなる日も違いだろう。ただ、決定的に違うのは、中国のように1人っ子政策はないこと。
それを見越して、人材募集機関も、ベトナムからカンボジア、フィリピン、ミャンマー、バングラディシュと手を広げ始めた。特に、カンボジアとフィリピンは介護職に人気が高い。今回の面接は5社で30名を選考したが、現地の日本語学校では約400名が在籍しており、毎月50~60名が日本に渡る。選考は、募集の3倍の人数から人選し、面接の他に筆記や体力、技能テストなどを行う。今の日本の求人状況から考えると贅沢な選考だ。
ついでだが、現在の中国とベトナムの選考には異なる点がある。中国は一般から募集し、面接だけで合否を決め、その後に学校に入って、渡日まで勉強するという仕組みだが、ベトナムの場合、既に日本語学校で勉強している若者の中から選考するので、その時点でのレベルも分かるし、各種のテストでより比較しやすい。また、保護者面談があるのもベトナムだけ。ただ、私は中国の選考でも技能や体力テストも取り入れてもらった。
今のベトナムは、正に我が国の戦後の高度成長期と同じ。当時の発展途上の日本に対するアメリカの役目を、日本や中国が背負っている。まだ、ベトナムの一般労働者の賃金は、月に2~3万円程度。日本に行けば、年収で7~8倍になる。みんなが頑張る原動力だ。
合格発表から、その連絡を受けて、保護者が各地からホーチミンに集まる間の1日間を、我々は観光などで時間を潰していたが、もう何度も行っていると観る所もなくなり、今回は急遽ゴルフをしようということになった。
タイもそうだが、こちらでは、プレイヤー1人に1人のキャディが付く。東南アジアではゴルフが贅沢な遊びと見なされ、プレイ費は賃金や物価の割には高く、平日で1人8千円前後。キャディへのチップは別に各自1500円。貸しクラブ4500円。貸靴1500円。これは足元を見られている(笑)この時期のゴルフは、相当覚悟をしていないと暑い上に、激しいスコールに会うことが多い。私の晴れ男は、世界中で有効らしく、まだ、海外でも雨にあったことはない。今回も終了して風呂に入った途端激しい雨となった(笑) また、海外は基本スルーで回る。つまりハーフでの休憩はない。
7日の夜に帰り、8日の土曜は休みだったので、朝から家の周りの伸びた草退治や庭木の剪定。次の日の日曜は、午後からコンペだったので、山の芝刈りに行く前に、我が家の芝刈り(笑) 日曜も定番通り快晴。疲れた時は、それを乗り越えるほど、身体を動かした方がいいと言うのが私の持論(笑) くたばっていると更に悪化し、癖になってしまう。打ち上げは、八女の「とり源」ヘルシーな鶏肉とポリフェノール豊かな赤ワイン。
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