660 30年振りの登山
2019/05/28
昨日の日曜は、居酒屋繋がりの連中から、登山に誘われて、無謀にも30年振りの登山をしてきた。当日の天気は、5月としては異常な連日の猛暑日。最高気温は35度の予報。後でニュースで知ったが、何と北海道で史上初の39.5度を記録したとのこと。暖房設備はあるだろうが、冷房設備はあるのだろうか。これもトランプ大統領来日の影響か(笑)
若い頃は、結構、山に登っていて、特に今回の久住山には、雪の時期にも1人で登っていた。子供を連れて登ったこともあったが、周りにも1700メートル級の山々が連なり、九州で人気の山。それにミヤマキリシマという高山ツツジの群生でも知られており、5月下旬から6月上旬は登山者が特に多い。
朝6時に八女を出発して、8時半に長者原登山口に到着。既に登山客の車が駐車場には一杯。今回は、大人の男性6名、女性5名、小学生3人、年長さんの女の子1人の合計15名。到着して各自リュックを背負い、すぐ出発。結構な岩だらけの登山道を登ったり、下ったりして目的地の「坊ガツル」登山小屋に11時に到着。この時間に途中で出会う下山者は、前日から山小屋やテントで一泊した人達。我々は、ここで昼食を摂って、若い連中は星生山の頂上まで登ると言う。残りの皆は、ここで休憩して下山。坊ガツルでも1300メートルは超える高地だ。私は明日は会社だし、あまりに久しぶりなので無理せずに、頂上は次回ということにした(笑)
久住山の登山口は、この長者原の他に、もっと高い所から登り始める「牧ノ戸」登山口がある。牧ノ戸が早道だが、途中に日陰がなく、崖があるので、子供や女性には厳しいということで、距離はあるが登りやすい方を選んだ。
下界は気温35度というのに、1300メートルも登ると、空気が冷たく、清々しい気分になれる。体感温度は25度くらい。水分を相当用意してきたが、それほどは必要なかった。それでも3本は飲み干した。子供たちは、身軽な事もあって元気がいい。みんな自分で最後まで頑張った。
帰りは、途中の「奴留湯温泉」という文字通りのぬるーい温泉で、疲れを癒して午後6時30分、計画通りに無事帰還。もちろん安着祝いは付き物。実に30年振りの登山で、流石に登り始めはきつかったが、やがて足も慣れてきて、山の良さを改めて感じた。登山者も結構年配者も多く、もちろん今流行の山ガールも、外人さんも多い。山登りは、街中のすれ違いと違い、必ず挨拶する。これも山ゆえのこと。山に限らず、川でも海でも、自然と触れ合うことは心身にいい。お金もかからない(笑)
お金がかからず、始めたらハマると言うスポーツベスト3。釣り・登山・マラソン。初夏の登山は軽装でいいが、山は荒道だから、躓いてケガする危険はあるので、日帰り登山でも、やはり軍手、タオル、長ズボン、登山靴か滑りにくい靴。リュックの中に、水、軽食、バンソウコ、雨カッパは最低必要。年配になったら杖は結構、体力消耗を防いでくれる。今回は急き、使わなくなったゴルフクラブの先を摂って、シャフトを杖代わりに持って行ったが大正解。3番ウッドがいい(笑)
今回の子供連れの登山で、子供に、山登りという、途中きつくても最後まで登れば、素晴らしい景色をみることが出来ることや、山の挨拶などを経験させるのは、何よりも情操教育に役立つと思った次第。