鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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628 教育委員会

      2019/03/27

 近年、子供の虐待とか、いじめによる自殺という小中学生の事件が起きると、その後、テレビで流れるのは、記者会見で頭を下げている教育委員会の姿。
 昔は、教育委員会と言えば、学校教育の現場を監督し、先生方の人事異動の権限を持つ、教育界では最も権力のある存在と見られていた。
 しかし、現代社会においては、子供の事件が多発し、モンスターピァレンツと言われる我が子第一主義の親が発生し、教員自体が問題を起こす。そんな教育現場の問題が出るたびに、先ず、やり玉にあげられるのが教育委員会。

 この4月から、そんな教育委員会の委員を引き受けることになった。
2か月程前に、頼まれていたのだが、正式には3月の議会の承認を得てからという事だったので、他言せずにいたが、先日から何度か「おめでとうございます」とか「大変ですね」「期待しています」というようなメールが届いていた。
 発信元は、市関係や市議会委員で、市議会に立ち会っていた連中からだった。
ただ、まず「めでたくはない「」ことは確かだろう。

 ややこしい世界にまた足を踏み入れたようなもの。
ただ、自分としては、今まで地元で会社経営をさせてもらい、いろんな協力もして貰って今日があり、社用で多忙な時期は、地元の世話も出来なかった。
 今さら、市議に出て欲しいと言われても、もうそんな歳ではないし、運動不足で選挙をする元気はない(笑)
 ややこしい世界ではあるが、今も少年補導員や指導員をしているし、とにかく残りの人生は地元とカミさんへのボランティア人生だと思っている。
 まだ、もう少しは会社経営と両立させなければならないので、暫くは多忙が増々という感じだろうと覚悟はしているが、後進も頼りになるようになってきた。
 だいたい、どんな役目も、頼む時は、「そんなに忙しくはない、無理な時は無理しないでいい」というが、実際は無理しなければならなくなる。

 教育委員の話があったのが、あまりに唐突だったので、一応、承諾した後に教育委員会について調べてみた。というのは、学校評議員などは経験したことがあるが、教育委員会との縁は無く、一昔前の前述のイメージとテレビに流れる映像しか知識がなかったからだ。

 教育委員会とは。八女市の場合、教育委員長と4人の教育委員の計5名で構成され、合議制で決定し、それに基づいて、教育長と専門職員が執行する組織になっており、市長の権限外で公平に教育行政を進めるとなっている。

主な職務は次のようになっており、結構広範囲に渡っている。
1 市立学校の設置管理
2 教職員の人事や研修
3 生徒の就学及び学校の組織編制
4 校舎などの施設設備の整備
5 教科書選定など
この他に、
1 生涯学習や社会教育の新興
2 芸術文化の新興
3 文化財の保護
4 スポーツの新興

教育委員は、本来、職務内容から校長で退職した人などが多いと聞いていたのだが、現代の問題や情勢を考えて、一般社会の識者などからも選任する必要性があるということだった。
もちろん、保護者代表も委員として委嘱されているとのこと。
 頼まれると断れない性格で、引き受けたものの、内容を勉強してみると思った以上に責任が重いなと感じている。
 自分から立候補した訳では無いが、4年の任期、推薦した人の信任を裏切らないようには務めたいと思っている。
 特に、生涯学習や、芸術文化の新興については、今の市政に対する思いがあるので、現場の声を届けたいと思う。

 - 信念, 社会

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