609 連結トラック
輸送トラックと言えば、4トン、10トンと言うのが一般的。あとは20トントレーナーという船荷コンテナを運ぶ大きなものもあるが、遠距離に輸送するのに一番使われるのは10トントラック。
菅原文太のトラック野郎が乗っていたのも、この10トントラックだ。
今のところ、最大量を運ぶのには、この10トントラックしかないのだが、近年は、運送業界で、この10トン車を運転する運転手不足が起きている。
そのため、運転手不足と給与上昇で、長く低迷していた運賃も急上昇している。
環境が変わって、給与が改善されるのは悪いことではないが、運転手が足りず、輸送が滞るのは運送会社も困るが経済にも国民生活にも支障が出る。
そこで、今回、実験的に区間を定めて、この10トントラックの荷台を連結した20トン車にあたるトラックを運用することになったらしい。
トラックの長さは25メートルにもなるらしいので、運用は限られるが、何といっても運転手が2人分を1人で運べる。当然運送コストも大幅に下がる。
後は、車長が長いために、運用の工夫も必要となるだろう。
例えば、受け入れ先のスペースの拡張や、届け先の近くに積み替えセンターなどを設けて、その地域では2台に分けて運べるようにするなど。
大型トレーナーは、土地の広いアメリカやカナダしか無理だと思われていたが、わが国でもこれだけ高速道路が充実してくると、例えば、鹿児島から東京などの高速区間では運用できるわけだから、その間の往復4日間は、運転手が半分で済む、または2倍の物量を運べる。
必要は発明の母、やはり切羽詰まるとアイデアも出てくるものだ。
発明と言えば、アメリカの発明や機密を盗んだとして、中国のトップの電信起業ファーゥエイがアメリカから起訴された。
記事を見ていると、まさに産業スパイ映画を地でいっているようなもの。
もちろん、アメリカが恐れるのは、それが宇宙技術や軍事技術に利用されること。
真偽はまだ定かではないが、先進企業や競争相手の先進技術や発明を、そんな形で入手できたら、何十億、何百億の開発コストを掛けずに利益を得ることになる。
そりゃ、盗み取った社員に、どれだけボーナスやっても、安いものだろう。
日本は、先進技術を見て、それをヒントにそれを上回るものを創り上げてきた。
中国という共産国は、どうしても与えられる文化に慣れ過ぎて、自分での開発が苦手ななっているようだ。何でもすぐに真似てしまう。滑稽なくらい。
例えば、日本のキャラクターやブランド、果実野菜、ディズニーランドまで。笑
今回の件で、トランプさんと習さんの米中親和という、歴史的な期待はどうやら夢となったようで、さすが、お二人の人柄と感心している次第。
韓国も、自主開発は苦手な国で、日本からの技術移転で電気電子企業が成長してきたが、庶民受け狙いの文政権の財閥潰しや、過大な給与引き上げ政策が裏目に出て、現代自動車やサムソンなどの韓国の屋台骨を支えていた財閥系大手企業が軒並み不振に陥っている。
日本も似たようなことをやっているが、結果として短期的には国民受けしても、長い目で見れば、国際競争力を失って、韓国のようなことが起きないとは限らない。
その結果、不人気となった文政権は、再び、国民の注目を仮想敵国日本に向ける政策に転換している。
飲み会の席では、こうした韓国のやり方に対して、「一度、国交断絶をしたら」という極端な言葉を聞くようになった。実は私も言った。笑
トップ次第で、国の関係も、国民感情も変わってしまう。
もちろん、我々も中国民や韓国民に対して、国民個人間では、間違った方向に行かないように気を付けたいものだ。反省反省。
とにかく、トラックの荷台が2つ連結しても1台と言う話。笑
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