608 医療費
毎年、全国健康保険協会というところから、医療費のお知らせというのが届く。
これには、医院病院に行った時の治療費の自己負担額と総額が記載されている。
いつも、これを見て感じるのは、あの程度の検査や治療が、実際はこんなに支払われているのだということ。
総額は自己負担の3倍強となっており、その差額は、結局私たちが支払っている健康保険料から支払われているので、その時は安く済んだと勘違いする。
それでは、同じことなら保険料なんか払わずに、かかった時に総額払えばいいじゃないかという理屈になる。それが今のアメリカ。
やっぱり、大きな病気や怪我の場合、高額な治療費が掛かるので、そのためには、みんなが安心できる保険に、全国民が加入しておいたがいい。それがオバマ大統領が提唱したオバマケアだが、日本はとっくの昔にそれをやっている。
トランプ大統領は、オバマケアを潰してしまったが、富裕層には関係ないのだ。
アメリカ第一主義を唱える大統領は、自分第一主義でもある。
国民皆保険、それは素晴らしいことなのだが、その欠点として、病院に掛かりやすく、保険料で賄えない部分を国の費用で賄うために、社会保障費が膨れ上がって、結局は、また国民につけが回ってくる。
医者になるには、相当の学費や費用がかかるらしいし、薬の開発にも膨大なコストがかかるということはよく聞く話。
しかし、明細書の中身を見ると、あの時の実質15分程度の検査や、注射がそれぞれ総額2万円というのは高いのではないかと思うことがある。
駐車料は30分なら300円なのに。(^^ゞ
道路を走っていて目につく立派な建物は病院。不景気でも病院だけは大きくなる。
医者の車はベンツ。
確かに、病院の先生は高額所得者が多い。しかし、手術によっては、後遺症や障害を残したり、場合によっては命を絶つことを考えれば、そうでないとやっていられないだろう。
貧乏人からは金を取らない赤ひげ先生は、現代社会には存在しないだろう。
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