576 バンコク渋滞
先週土曜に、スペイン視察から帰って、日曜に会社に出て、書類整理。
月曜からタイのバンコク出張という、誰かが言う歳を考えていないスケジュールとなった。笑
スペイン視察は、ずっと前から決まっていたのだが、バンコクは急な話で、福岡貿易会という組織の勉強会に、タイ航空から、タイへの輸出に関する商談視察に招待があり、航空運賃無料で、特定の人との商談もセットされており、頼もしい輸出のプロも同行してもらうということだったので、これは多少無理しても行くしかないとなった次第。
カバンの中身をスペインの冬用から、タイの夏用に詰め替えて、今回は輸出を考えている3社と、タイ航空の日本社員、福岡貿易会事務局、それに勉強会の講師の6人でバンコクに向かった。全体的なスケジュールはあるが、後は現地に行ってからの成り行き次第ということになった。
先週末の13時間に比べると、今度は6時間だから、比較感で少し楽に感じてしまう。
今回も、着いたのが夕方だから、その日は食事で終わり、翌日の朝から、1軒目の取引予定先を訪問し、そこで商品の説明や質疑応答の形をとったが、通訳はいないので、一応、英語でのやり取りとなった。難しい言葉は、勉強会の講師の先生に助けてもらう。
私は果実ゼリー、他の2社は、お茶関連の商品、3社のそれが終わって、今度は市場調査という事で、デパートやスーパーの売り場を見て回った。
さすがに、スペインからの継続で、ちょっと疲れが溜まっていたようで、売り場視察の時は頭がふらつくような一瞬もあったが、何とか持ちこたえた。笑
今回のバンコクでも感じたことだが、東南アジアや中国の若者は、日本より、ずっと留学する人が多く、英語力も高い。日本人が慎重すぎるのか、慎ましいのか、行動力に乏しいのか。
翌日は、ホテルのロビーで簡単に商品説明、その後に前日とは別の売り場を見て回り、さらにその会社の社長と合流してプレゼン。
その後に、食事をして、午後8時を回って、もう1人会うと言うので、そちらに向かうのだが、とにかく市場調査も食事に向かうにも、人と待ち合わせるにも、市内の渋滞は半端じゃない。
車の急増にインフラが間に合わず、電車はあるのだが、途中を歩くのに常時30度以上と暑いため、みんな車を利用するらしい。
それに、タイの人は、国民性か、あれほど酷い渋滞を、それほど苦にならないらしい。
通勤に遅刻する言い訳ができるというのも、その一つという事だった。
30分ほど待って、何とか車は到着したが、渋滞はビクともしないほど、動かない。車に乗せていた荷物を受け取り、諦めて歩くことになり、汗をかきながら10分余りビルの谷間を歩いて、最後の面会人と指定の場所で合流できた。
おそらく、車で向かっていたら、10分が1時間になっていただろう。
面会を終えて、出発の時間も迫っているので、やっとタクシーを拾って、ホテルに荷物を取りに戻ったのが、午後9時半。
そのまま空港に向かって、夜中の1時の便で帰路に就いた。
時計を2時間進めて、朝、8時に福岡に到着し、預けていた車で自宅に着替えに帰り、来客の予定があった為、そのまま出社。夜は会食という具合で、今日明日も来客。
時差も、スペインの8時間と比べて、2時間だから、それほどの変調はない。
とにかく予定の来客に対応して、今度の連休にまとめて休もうと覚悟を決めている。
やはり、違う立場の人と話したり、見て回ることは、それなりの発見がある。
動くことは、体力も要るし、経費もかかるが、こちらから動かないと、向こうからやってくるのを待っていても、新しいことは始まらない。
私の今やっていることは、私の時代に実を結ぶとは考えていない。
会社の次の世代に、何か役立つ苗木を少しでも多く植え付けて、それが近い将来に実を結べばと思っている。
さすがに、今日はよくあくびが出る。
地球温暖化に悪影響を及ぼしているかも知れない。
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