鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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569 セクハラ論議

   

 今朝のテレビで、バカヤローな論戦をやっていた。
思わず、カミさんと笑ってしまったが、私たち夫婦が歳のせいなのか。
 内容は、社内の女性に対して「君は、この頃痩せて、綺麗になったね」という言葉がセクハラですよという内務省の広告についての是非だった。
 
 いつから、日本は、こんなバカヤローな国になったのだろう。
正に、過ぎたるは及ばざるが如しの国になってしまった。
 武家社会の男尊女卑の世界から、明治維新の文明開化、更に戦後の女性の権利向上と男女平等の思想、女性の社会進出や政界進出。
 セクハラという言葉がこれだけ使われるようになった背景には、まだ、女性は男性より弱いものだという認識がある。しかし、それが正しい。
 その反面、女性は男性と変わらないから、雇用の分別もしてはいけない。役職も議員数も同等にしろと言う。しかし、女性は重いものを持たせてはいけない。
 矛盾だらけの平等世界。

 男女の差は、体力や筋力、運動能力、思考の違い、身体や生理の違い。きちんと認め合った上で、だからこそ、体力や筋力の弱い女性を、男が庇い守るというのが本来のあり方ではないのか。
 人間は、基本的に動物と同じ。オスが獲物を取ったり、働いたりして、メスが子を産み育てる。それを不平等と考えることに、今の矛盾の源がある。

 話は戻るが、会社で、女性社員に今朝の話をしてみた。
みんな驚いて、笑い出す。
 「そんな嬉しいことを言ってもらってセクハラになるんですか」と。笑
内務省や、その広告に賛意の出演者の女性が言っていたが、言う人によってセクハラになるし、ならないこともあるという。つまり好意を持っている人から言われたら許すけど、嫌いな人から言われるとセクハラになると。
 それこそ、逆セクハラではないか。
嫌われているかどうか分からなくて、好意で言った言葉が、相手の好き嫌いでセクハラになるなんてことは、それこそ差別にならないのか。

 こんなことを書くと、世のエリート女性や、女性保護団体から非難を受けるかもしれないが、少なくとも、私の知人の女性連中は、このセクハラ言葉を笑い飛ばすだろう。
 九州の問題ではない、恐らく、朝のラッシュや人口増でストレスが溜まり過ぎた大都会での問題に違いない。笑
 本当の意味の、男は男らしく。女は女らしく。その上でそれぞれ、自分らしく、活躍すればいい。

 - 信念, 社会

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