560 佐賀バルーンフェスタ
佐賀で毎年開催される、世界バルーンフェスタが閉幕した。
今年こそは、カミさんと観に行こうと思ったのだが、人の多さを考えると、遂に今年も怯んでしまった。
しかし、後で行った人に聞いてみたら、バルーンは朝の7時頃には一斉に上がり始め、マーカーの目的地に飛んで行ってしまうらしく、何も知らずにに、ゆっくり8時頃に出掛けていたら、着いた頃は、開場はもぬけの殻の状態だったということになる。
今度のシリア拉致事件ではないが、何事も、出かける前に、ちゃんと調べておかないと、間抜けになってしまうと思い知らされた。
よし、来年こそは!!
しかし、こんなにいいシーズンに快晴が続くことも少ない。
大体にして、イネやみかんの収穫時期は、皮肉のように雨が降るものだが、今年は農家も作業が捗っているようだ。
夜も、炎を炊き、綺麗なバルーンが浮かび上がるらしい。
車で1時間くらいの近くだから、そんなに素晴らしいものなら、見ないで死ぬのは勿体ない。
今、テレビでは、国会の外国人労働者受け入れ問題と、シリアの人質事件の後の会見が、盛んに取り上げられている。
まず、外国人労働者問題は、世界に実例や教訓があるのだから、海外から、多少の非難を受けようが、10年を超えるような長期労働や移民的労働政策は取らないがいい。
今の実習制度の不都合や短所を、制度改革で改善すれば十分で、10年先、15年先に、今度は人余りが出ない保証はない。
今の制度の問題は、目的と実態が合っていないため、両者ともに矛盾を覚えるし、労働の対象が枠に固定されて、自由度が無く、応用が利かないため生産性が低いなど。
母国の経済も変わり、収入水準も変わり、母国での雇用も増えるだろう。
そんなにいつまでも、日本に外国人実習生や労働者が来てくれる保証もないが、5年程度で、学ぶものは学び、お金を溜めて、母国の仕事や経済に貢献するのがお互いの為だと思う。
その間に、日本のロボット化、省人化も、もっと進むだろう。
次はシリアの人質問題。
恐らく、殆どの国民が、本音では今回の行動に批判的だろう。
ジャーナリストという名だけで、なんでも正義化されるものではない。
ジャーナリストも、その記事や写真で金を稼いでいるのだから、そのために、国が入国禁止勧告を発している地域に、無視して行って、当然の拉致の可能性は分かっていて、無防備に人質にされて、当然のごとく、多額の国費を支払うことになったという、あまりにも当たり前の結末。
情報は、ジャーナリストだけに頼らなくても、他の方法でも、そのくらいの情報は入手できるし、それ以上のシリア情報が、人命に代えて必要だとも思わない。
成功していたら、週刊誌などに写真入りの記事が載り、有名になっていただろう。シリアの情勢は、現地に行かない人間でも、これまでの写真や情報で、大方想像できるし、彼が新たに写真を公開しても、それで紛争が終わる訳でも、人が救えるわけでもない。
逆に、そうした人質代金が、武器購入や拉致活動に使われ、我が国は、相当の貧困者を支援できる国費をムダにした事になる。
彼の家族や友人の身になれば、無事帰ってきたことを喜んであげたいが、これを正当化して、今後繰り返さないためには、ちゃんと検証して、わかっていない大人には、駄目なことは駄目、危ないことは危ないと分かってもらわなきゃ困る。
思い違いをした若者が、自分の力を過信して、敵国に乗り込み、結局捕まって、それを引き留めていた味方に助けられるという戦国ドラマのストーリー。下手すると、拷問にかけられ、味方の秘密をバラして、味方を危機に陥れてしまうというストーリーもあった。
ちょっと、感想がきつかったかもしれないが、親の子、妻の夫、一家の主の立場、会社のトップの立場、日本人の立場で述べてみた。
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