526 暑中雑感
世の中には、百年もかかって築いたものが1日で壊れることがある。
今回の豪雨災害で、何年も何十年もかけて作った堤防や農地や橋が、一瞬のうちに崩壊してしまう。土砂泥流で、ずっと平穏に暮らしていた家が一夜で流される。
その昔も、数年がかりで築いた堅固な城が、戦いが起きれば、数日で炎上落城することがあった。
長崎や広島も、祖先から受け継がれてきて街並みが、原爆により、数分のうちに全壊してしまった。
信用も同じで、何年もかけて作り上げてきて、信頼が、その人1人の軽はずみな言動や嘘、または商品のミスで一瞬の内に失墜してしまうことがある。
何十年も寄り添ってきた夫婦の仲も、1通のメールで崩壊することもある。らしい。笑
世の中は無情というが、無常でもあることを、災害のあるたびに思い知らされる。
地震・台風・豪雨。。。それに伴う、停電・断水。。。
備えあれば、憂い無しとはいかないが、それでも、当座をしのぐ、200ℓ程度の貯水・電池式電灯・飲み水や缶詰などの食料とアルミの食器類・簡易式トイレ・場所によって簡易なゴムボートなどが備えてあれば安心に繋がる。
話は飛ぶが、今年の果物は、甘い。つまり糖度が高い。
気温が高いと、水分が少なくなり、果物の糖度は上がる。
その代わり、玉伸びがしない、つまり肥大しないために、小ぶりになって収穫量は減少する。
今は、桃や梨、ぶどうと言った、本来は初秋の果物を品種改良した早物が出回るころだが、猛暑干ばつの影響で、総じて甘いが、やはり小ぶりのようだ。
我が国で一番生産量の多い果物である、みかんは、今、ハウス物が出回っているが、普通の路地ものと言われるみかんは、まだ、ゴルフボール程度の大きさで、これから大きくなっていくのだが、農家の皆さんは、雨が降らないために、トラックに水を積んで園地に運び、1本1本に潅水している。
雨が降れば不要な作業なのに、無情にも降らない時は降らない。
彼女が、今の天気のように、振らないと分かっていれば、みんなアタックできるのに。笑
雨が多すぎると災害になり、少なすぎると農作物が育たないし、人は熱中症で倒れる。
人間には、どちらかを選ぶ権利もない。
このところ、自然災害に加えて、トランプ災、金災、習災などの人災も目立つようになってきた。
猛暑は、何とか凌げば、長くて、あと2か月で終息するだろうが、人災はいつまで続くのだろうか。
猛暑が終わる頃に、自民党総裁選がやってくる。安倍さん、石破さん、野田さん。それぞれいいところがあると思う。いっそ3人でやったらいい。笑
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