522 猛暑の損得
「雨が降ると傘屋が儲かる」。」「台風が来ると瓦屋が儲かる」と、昔から言われるが、もっともなことだ。
ここ数年、急に猛暑日が多くなったような気がするが、地球温暖化が大きく取り上げられるようになって」、まだ20年くらいではないだろうか。
その後、暫くは、化石燃料の燃焼を減らすとか、省エネ型の車や電気製品の開発を進めるとか、排ガスに関する対策など、世界的に盛り上がったが、ここ数年は、何となくその気運が減退している気がするのは私だけなのだろうか。
我が国の、この猛暑も、局地的豪雨といわれる亜熱帯型の大雨も、犯人は地球温暖化に、まず間違いないと思われる。
統計的にも、ここ20年くらいで、猛暑日や熱帯夜といわれる気温が、著しく増えているし、1日当たりの降雨量も、ここ10年くらい、毎年のように記録更新している。
そうなると、今後も気温上昇も続くだろうし、今年のような記録的豪雨も、記録的でなくなるなもしれない。
冬の気温も上がっているが、相対的に極端な寒波も増える可能性もある。
この極端な気温変化は、農水産物にも、いろんな商売にも、良い筈はないのだが、損する商売があれば、得する商売も有る筈だ。
猛暑で損するのは、まずゴルフ場、昨日、ご苦労様と言われながらゴルフをしたが、流石にお客さんはガラガラ状態。スムーズに回れて良かった。笑
海水浴場も、冷夏よりもいいが、暑すぎて良くないらしい。
建設土木も作業が捗らない。運送やタクシー業も、クーラー入れっぱなしで燃料代が増える。
温泉客も減るらしいし、スーパーなどの客足も減るらしい。
農水産業も、水温変化で魚が取れず、果実野菜も潅水などの経費や嵩み、収量も減る。
それでは、儲かる商売は何だろう。
まずは、暑さ凌ぎになる映画館やパチンコ屋、喫茶店。冷菓や飲料の製造販売。特にスポーツ飲料は足りないほど売れる。それにプールや熱中症や体調不良で病院。家を出るのが辛くなるので通信販売も利用が増える。
もちろん、定番のエアコン販売。
温暖化に関連して、今回のような水害が発生すれば、復旧のための土木工事業。重機のレンタル業に、被災後の、家具や自動車修理・自動車販売業。
結論を言えば、暑い夏に儲かる商売と、寒い冬に儲かる商売を組み合わせるのが一番いい。
夏はアイスを売って、冬は焼き芋を売ろう。
体調維持には、自然の中にある、酸っぱいものや苦味の野菜。肉や牛乳や卵を食べて、元気を保つ。ダイエットは秋からでいい。笑
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