鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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梅雨入り

   

 今年は、梅雨入りが早く、明けるのも早いらしい。ということは暑い夏になる可能性が高い。
 今日も朝から雨。明後日も雨の予報なのだが、やはり明日だけは曇りで雨は降らない。
なぜなら、明日はコンペだから(笑) 
 今週は5日に帰ってきて、翌日6日は親しくしているJAのコンペに誘われていたが、丁度、地元法人会の総会で、まだ理事をやっているので出席しないわけにいかず、残念ながら代打を参加させたが、やはり6日は大雨だった^_^;
 みんな、私がゴルフ晴れ男だと知っているので、参加しなかったことをボヤいていたとか。

 梅雨に関係ないが、仕事や事業で、成功しているのを見て、ああすれば良かった、こうすれば良かったと思うことは皆あるはず。成功の基本は、もちろん経営者の能力や、人材、資本、チャンス、運が99%。
 しかし、その中でも、自分の力だけでは手に入らないものが多い。
成功の条件の中で、自分に出来ること。それはいろんな方向にアンテナを張って、情報を取り入れ、先取りすることだろう。

 私も、もちろん、自分の力だけではないが、実質的に経営を引き受けて以来、倒産寸前だった会社を、何とか現在まで15年以上黒字継続し、経営も安定化できた。だから言えること。
 その要因の1つが、先を読んで行動する先取り経営だったと思っている。
20年前に、地方の人手不足を予想して、研修生制度がまだ確立していない時期に、導入を試み、個別に入れられないとわかって、商工会に組織を作って受け入れを始めた。
 かなり、強引だったが、その後は受け入れ組合が各地にできるようになり、そちらに移行したが、受け入れをしていなかったら、今、人手不足で大変な窮地に陥っていた。

 また、従来の、季節性があり、安定しない農産物加工を抑制して、安定する通年型商品を取り込んできたことで、生産と経営の安定を図れた。
そのままの業態の同業者が、その間にも何社も消えて行った。
 社内の人材不足も見越して、過去に無い、外部からの役員や一般社員からの女性役員も登用した。
私は、思い込みが強い人間かも知れないが、自分が正しいと思ったことをやる。
 ただし、社員の立場は尊重し、一度任せたら、多少のミスや不満はあっても、それをとやかく言わない。そして、一番弱い立場の人々の声を聞くこと。
 偉い経営者やアドバイザーの話を聞いて参考にするのもいいが、自分の考えで物事を決断していくことは、より大事だと思っている。

 私は、銀行の期待に応えて、会社を大きくしようとは思わないし、飲食業や販売業と違い、拡大が難しい面もあるが、私の能力はこのくらいだと理解している。経営者としての成り立ちも、経営の考え方や人生の考え方が違う。それより、社員が困らないような安定した会社を目指している。
 この後は、次の経営陣が、新しい感覚と、チャンスをものにして、自分たちが目指す会社にしていけばいい。基本は、あくまでも社員の幸福。

 今日の午後は、役員・部課長の食事会。
会社の今後は、彼らの連帯協力、知恵の出し合い、もちろん相互監視も含めて、彼らにかかっているのだから、そのお膳立てをするのはトップの仕事だ。会議では、お互いの立場で、ついつい言葉が強くなることもある。それも仕事ゆえのことなので、仕事以外では仲良くしてもらわなければ総合力は発揮できなくなる。
 そのためのコストとしては安いものだと思っている。

 梅雨も、人によっては憂鬱なものかもしれないが、草木にとっては有難いもの。
また、これがないと田植えも出来ない。片方が良ければ、片方は良くない。逆も然り。
 今、架空通貨などで大儲けした人がいるらしいが、その裏には大損した人も、その何倍もいるということ。そんなこととは梅雨知らずってか。

 - 信念, 政治経済, 経営

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