鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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葬儀

   

 葬式に出席するのには、大きく分けると2つの場合がある。
1つは当然、身内の死による葬式。
もう1つは、会社や地域社会の繋がりによる葬式。
特殊な場合は、事故による加害者としての出席もあるが、これは避けたい。

 身内の場合も、遠方の場合など、どこまでの繋がりまでお詣りに行くか、悩ましいものだが、特に、身内出なく、会社の付き合いや、地域の付き合いでは、悩まされるものだ。
 一般的に、隣組と言われる範囲では、殆どお詣りするが、同じ地域でも、直接のお付き合いが無い場合も多い。
 会社や業界でも、どの範囲まで出席するかが難しい。
例えば、会社規定に定めていても、その付き合いの深さで、簡単には割り切れない。
 遠方だと、旅費も相当掛かる。特に前触れ無いから、航空運賃も割高になる。
結婚式は、招待もあるし、前もって分かっているから問題ないが、葬式となると、自分の判断で出席することになる。
 それほど交流の無い友人や、会社の付き合いの親族などは、見たこともない場合も少なくないので、粛々と焼香を済ませて帰るだけとなる。

 今回、千葉の取引先の社長の奥さんが亡くなられた。
しかも、40歳代と若い。
 取引もあるし、業界でもよく顔を合わせるし、飲むこともあり、また、九州で災害などがあると、よく心配して電話もくれる。
 10年ほど前に、お父さんの葬儀にも参列した。
 正直、既にいろんな予定が入っているし、旅費と思ってその分をご仏前として、近郊から行く人に預けた方が、とも思わないでもないが、やはり、それでは義理に欠ける。
 ある人の死というのは、亡くなる人も、亡くした人も一生に一度の出来事だ。
そういう時に、駆けつけてくれると、本当に有難いと思う。
 これだけは、損得勘定では済ませない。

 大袈裟かも知れないが、我が国も益々、共生社会の繋がりが薄れ、昔からの慣習などが無くなりつつあるなかで、このまま簡素化していくのを良しとするか、人と人の繋がりをどう考え、どう行動するかが、自他ともに問われる問題でもある。
 加えて、義理人情を感じれば、ちゃんと果たしておかないと、その後の自分に自信が持てなくなる。義葬問題!!
 と、言うことで、今回は、6月1日から千葉の葬儀に出て、2日に福岡に帰り、4日に東京に出張して、5日に帰ると言う、芸能人並みのスケジュールになった。
 

 - 信念, 社会, 経営

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