過剰投資
以前のブログにも書いたが、会社が倒産する原因は、経営者の経営力欠落と過剰投資に集約される。
自然災害もあると言うかもしれないが、経営者は、地盤や対策、保険などの備えをすることが出来る。
資金不足も、経営手腕と言っていい。
もちろん、過剰投資も、基本、経営者の判断によるものだが、投資を過剰投資にするか、妥当な投資にするかが、会社生命の分かれ目。
例えば、多額の借金をしても、それによる利益と資金が返済できる額・時期に見合い、それ以上の効果が見通せればやるべきだ。
経営者に経営能力がなければ、どんなにいいものを持っていても、当然会社は潰れるだろう。
それでも、会社が潰れないとすれば、ちゃんと経営を任せている補佐役がいるか、経営陣と呼ばれる人材が揃っていて、経営に当たっている場合だ。
過剰投資の一番主たるものは、生産設備でも、必要以上に大きく贅沢に投資する場合もあるが、何といっても、生産を生まないものに投資すること。
必要以上に立派に事務所。必要以上に立派な内装。必要以上に高額な乗用車。
借金で投資する株式や遊休不動産。
投資すべきものは、今後予測される危機対応、例えば人手不足や原料確保、商品開発や衛生管理。防災や人材育成だろう。
人も、その時の流れに任せて、あれもこれもと一度に買い物をしたら、破綻するだろうが、あまりに慎重になり過ぎて、先に買われてしまい、後悔することがある。
会社でも、ここぞと言う時は思い切って買う決断をすることも大事で、それをしなかった為に、その後、会社が駄目になったという話もある。
だからこそ、それを決断する「判断力」を養っておくことだろう。
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