日本の外国人
2018/02/05
今、日本は外国人が急増していることは周知の事。
中国や東南アジアの経済発展による富裕層の増加で、旅行客も増えているが、一番は外国人実習生と留学生の増加。
研修生は、製造現場が多いため、結構、地方に分散しているが、留学生は半分稼ぎに来ている名目だけの留学生が多く、東京、それも夜の仕事が多い新宿に集中しているようだ。
今年の新宿区の成人式で、8人に1人は外国人で、新宿の15歳以下の人口に匹敵するという。
そういえば、東京都心当たりのコンビニや居酒屋は外国人が圧倒的に多い。
反面、彼ら抜きにして、それらの商売は成り立たないほど、日本は人手不足に陥っている。
因みに、現在の日本の外国人在住人数は約250万人と、思ったより少ないと言う感じだが、ここ4年間で40万人増えているとのこと。
恐らく、今後も増えるはずだから、5年後の300万人は堅いだろう。
そうなると、県によっては県民数をはるかに上回ることになる。
ちゃんと、日本国民が友好的に受け入れれば、日本の社会保障費用を負担してくれて、健康な保険負担者として有難い存在とも言える。
安倍総理は、日本はいい方向に進んでいると言うが、人口が減る国は栄えないと言うのが定説だ。当然、労働人口が減れば、生産が落ちるし、消費人口が減れば消費は落ちる。
住宅もその分不要になれば、建設会社も減ることになる。自動車も売れなくなる。
若者の社会費用負担が重くなり、消費に回せなくなる。更に結婚も子供もできなくなる。
だから、国民が減るなら、その分外国人を受け入れざるえない。
国は、外国人が増えることを前提に、早く教育や、受け入れ態勢や、関係法令などを整える必要がある。いつまでも現実から目を反らしてもいられないのだ。
人手不足を背景に、今、日本の企業は、省力化、省人化に向けてかじ取りをしている。
工場ではロボットが車を作り、銀行ではAIの活用で、数年後には、銀行だけで3万人の雇用が不要になるとのこと。わが社も同様、今は繋ぎに外国人や派遣を多用しているが、近い将来の人手不足に備えて、ロボットなどの機械化を進めている。
今朝の新聞に、農業分野の活性化事業の達成率が出ていたが、計画に対しては散々な状況になっていた。目標を立てるのは大事だが、現場を知らないお役人が作ると、絵に描いた餅になりかねない。
まず、農場の集約化が進まない。強い農業にするための法人化も進んでいない。寝言のように言っていた六次産業化も目標にほど遠い。
中国は、人権や軍事費増、衛生感覚など負の部分も多い国だが、こと、国の計画を実践する面では、かなり高い達成率を上げている。なぜなら、国策で農村地帯に、多少強制的に道路を通したり、田畑を交換分合して合理的な圃場を整備したりするため、結果として農村地帯の発展に繋がっている。
日本は、強制的に出来ないので、中国の何倍もの年数がかかる。
その代わり、中国の方が国民の不満は数倍多いだろうが。