鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

絵を描く

      2015/04/13

明日と明後日は行事が続いて投稿できないので、取りあえず、明日の分です。

 私は、小さいころから絵を描くのが好きでした、といっても落書きです。
良く、板の裏や、地面(昔は舗装されてなく土だった)に乗り物の絵などを描いていた記憶があります。
 当時、とにかく忠実に写生する絵を好んで描いていて、ある時、中学校の美術の先生に声かけられて、まだ、当時は学校ではなかった油絵を一人残って習い始めました。
その頃は、本気で絵描きになろうとさえ思っていました。
 高校に入ると、美術部に入るつもりだったが、女生徒ばかりだったのでやめて、結局は中学校でやっていた剣道部に入部することになりました。
 その後、19歳で渡米していた時も、帰国してからも、暇を見つけては自己流で描いていましたが、中学校の時に油絵を教えてくれた恩師に再開して、その人がやっていた教室に参加することになりました。

その内、公募展に出すように勧められ、日展系の美術団体展の県展で最優秀賞を頂き、東京上野の本店に出品するようなりました。
その頃は地元の日曜画家連中とも一緒に活動したり、裸婦デッサン会などにも参加して、多くの先輩画家と交流しました。
今は、その半分以上の人は亡くなり、恩師も数年前に亡くなりました。
 やがて、美術団体の会員にという30代半ばの時に、会社の事情で、絵の全ての活動を中断することにしました。

私は、外で付き合う時は、人より余計酒を飲むのに、晩酌を一切しません。みんな信じていない!
 絵を描いていた頃は、仕事があるから、殆ど夜中に描きます。晩酌をすると眠気が出て、絵が描けない。それが原因で晩酌しなくなったような気がします。
 20年前に思い切って建てたアトリエは、すでに我が家の物置になっていますが、昔の子供部屋の一室をいつでも描けるようにして、今でも、気が向けば、描きたい対象があった時は描いています。
 仕事柄、あまり風景を描く時間はないので、もっぱら静物と人物画。特に人物画は、その人の本質が見えるから面白い。

「絵は最後まで描き込んでしまうと余韻がなくなり、つまらなくなる」 恩師がそう教えてくれました。

 - 雑記

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