鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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たけのこ出てこい!!

   

 ここ八女の地は、日本一のたけのこ産地として知られ、たけのこの缶詰の生産も日本一と言われる。
 毎年、この時期になると、たけのこの話題で賑やかになるのだが、今年は沈み返っている。
今までの、八女地区の発生量は、何と、昨年同期の2割という状況。
 もともと、たけのこや多年生の農産物は、表裏があり、今年は裏年にあたるので、少ないとの予想はあるが、やはり、大きな原因は朝夕の冷え込み。
 
 まず、桜の開花が大幅に遅れている。
たけのこの発生が遅れると、何が困るかと言うと、まず、たけのこは発生開始時期は、天候条件などで、年によって早くなったり遅くなったりするが、終わりは、毎年一緒の5月連休前。
 だから、遅くなると期間が短くなり、収穫量が減るし、発生初期に低温で抑制されると、暖かくなって一斉に出てくるため、掘り切れなかったり、一斉発生で市場価格が下がる可能性が強い。

 また、この地区では、たけのこの加工専門業者もあり、時期が来ると、設備を整え、季節従業員を確保する。しかし、肝心のたけのこが出てこないとなると開店休業状態。
 たけのこが遅れると、価格も高くて消費者が困る。加工業者も困る。生産者も困る。
早く出てこい!たけのこ。

 雑学として、たけのこは穂先の向いているほうに根っこがあるので、そこだけを掘ればいい。反対側を掘ったら、いつまで経っても掘れない。それから、最後まで掘らなくても、たけのこを包んでいる葉の間隔が狭くなったら切る。要領を覚えると、たけのこ堀も結構楽しい。

 - 社会, 経営, 農業, 雑記

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