工場監査
今日は、忙しい1日だった。
連休の後の整理に、生産機械開発を依頼していた工場へ実験立ち合い。会社に帰って、その件で県工業センターも交えての会議。昼休みは広告の写真撮影。午後からは得意先の工場監査の応対。
この工場監査というのは、受注先である生協さんや商社さんなどが、当社の工場に欠陥は無いか、製造方法に問題はないか、衛生面はきちんとしているかなどを監査にくるシステムでほとんどの受託メーカーで行われている。
年間で、いろんな得意先の監査を5~6度くらい受ける。
先方は、監査が仕事だから、とにかく問題点を探し出して指摘し、改善を求めなければならない。
監査する人によっては、製造品の特質や製造の苦労を理解してくれるところもあるが、基本言いたい放題になる。もちろん、それは発注した商品に問題があってはいけないので、それを予防するために、多少言葉が強くなるのは当然。
ただ、それを工場がどう受け取るかだ。
「うるさいな」とか、「やかましい」とか、面倒だと思うのか、または、気づかないところを教えてもらったと有り難く思うのかで、その会社の将来が変わる。
例えば、よく言う嫁姑の関係と同じで、姑は嫁の気づかないところや、嫁ぎ先のやり方などを教えようとするが、それを口やかましいと捉えてしまえば、それで終わってしまうが、ちゃんと受け止めて学んでいければ、後日、厳しく教えてもらって良かったと思う日がくるはず。
工場も同じで、それをどう捉えて前向きに対応できるかどうかで、やがてそれが会社の信用となり、資質となる。
お客様は神様、監査人は神様と本当に思えるようになれば、会社は伸びる。
ただし、本当に理不尽な取引先に対しては、卑屈にならず、思い切って取引をやめるつもりで対応した方がいい!! トップの判断で。