鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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AI その2

   

 AI、このところ、このアルファベット文字が目につくようになってきた。
人工知能。昔はロボットが自分で考えて、ものを言い、行動するという漫画が描かれていたが、空想はいずれ実現すると言われるように、ロケットも、自動運転車も、そしてAIも現実化してきた。

 今、AIが新薬の開発を行うそうだ。
人間の知能を元に作られたもので、より高性能に改良されるから、当然人間より計算能力は優れたものになる。
 感情や風流などは、まだこれからだが、計算能力と知識保存、検索能力は人間のそれをはるかに超えるはずだ。
実際に、人が1日かかる計算を数秒で、数年かかる計算を1日でやると言う。
 その上に、機械は人間のように、疲れない、老いない、ボケない、恋に溺れない、二日酔いもしない。
電気が命だが、それも自分で補完できる能力があるだろう。

 おそらく、今後もAI活用は進むと思われる。
人間の能力にはおのずと限界がある。老いは別にしても、人間は生活の中で、自ら多くのことを考え悩むし、予想外、予定外のことに対応しなければならないので、1つのことに集中することが難しい。記憶の引き出しも百科事典1冊を丸ごと保存して、いつでも引き出すようなことは、天才と言われる人でも難しい。

 AIは、今は自動車や耕耘機、パソコンと同じように、人間の能力をカバーする道具にすぎない。
今後は、新薬開発に止まらず、機械や建物の設計や、農業分野、宇宙開発、多くの分野で使われることになると思う。
 いずれは、漫画や映画のように、AIが更に進化して、AIが次世代のAIを開発したり、人間を支配する時代が来る可能性は否定できない。
 そうなると、後世になって、AIも原発や化学兵器と同じように、禁断の開発分野だったと言うことになるのかもしれない。
 人間は、進歩し続けるのがいいのか、止まるのがいいのか。何かを求めれば、何かの犠牲や負担がついてくる。どちらが本当の幸せなのか。

 - 社会, 雑記

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