たぬきの里 信楽
たぬきの里と言うにふさわしく、やはり信楽は遠かった。
筑後船小屋から博多まで九州新幹線。博多から山陽新幹線に乗り換えて、新大阪まで行き、新大阪からJR京都線で草津駅。草津駅から更に乗り換えて、貴生川へ。貴生川からは、信楽高原鉄道に乗り換えて終点、信楽へ。
我が家を出て、ほとんど無駄なく乗り継いでも、約6時間はかかる。
ただ、駅を降りるとすぐに、大小たくさんの狸の焼き物が迎えてくれると、疲れが吹き飛ぶようだ。
葬儀のやり方など、そこ、それぞれの形式やしきたりがある。
地元、八女の葬式と大きく違ったのは、生花の形、それと焼香がすべての人が霊前に進み出ず、回し焼香であること。
今回の葬式は、ちょうど台風とともに滋賀県に行き、台風の最中に帰ることになったので、雨風と汽車の遅れで、一時は延泊する覚悟もしたが、運よく予定より時間遅れで、夜の10時半には帰宅できた。
帰りは、弟が斎場の時間をぬって、貴生川まで送ってくれたので、貴生川、草津、京都、博多、筑後船小屋。
ケツが痛い!!
今回は旅ゆきには奇遇なことがあった。
筑後船小屋で、汽車を待っていると、丁度待合室で筑後の水田天満宮・恋の木神社の宮原宮司と会った。彼とは地区違いのロータリークラブでの知り合い。そこで、どこに行くのかということになり、実は信楽にと。
そうしたら、何とほんの先日、宮司も信楽に行ってきた。普通に行くところできない。それも宗陶苑という大きな窯元へ行って、そこの社長に大変お世話になったと言う。何とその宗陶苑は、会長が、当然その日の通夜で会うはずの、義父である故人の兄弟だということでお互い、あまりの奇遇に驚いた。
早速、その夜、その会長とその長男である宗陶苑の社長に話すと、社長の娘に恋の木神社のお守りを送ってくれたと言う話で更に盛り上がった次第。
一夜明けた今日は、朝から快晴に近く、本当に台風一過だが、出社すると早速問題が起きていた。
農産物原料の輸入品の到着が遅れるという。台風は逸れたので安心していたが、原因はやはりこの夏の猛暑によるもの。
今に始まったことではないが、製造組み換えには、原料、容器、資材の全てが揃わないと出来ない。
今回は、どうしても別の品目の容器が間に合わず、止む無く、社員に休日の入れ替えをお願いすることになった。
旅行などを既に計画している社員は、特例で承認! 社員の面目はつぶせない。