梅雨到来
我が家の前の川に蛍の光が見えなくなり、いよいよ梅雨の季節になった。
この時期になると、最初白い紫陽花の花が、ピンクや紫に色を染めてくる。
周辺の田んぼも、田植えに向けて、水を引き込んだり大型のトラクターがあちこちで行ったり来たりする。
近年の梅雨は、昔のじめじめと雨が降り続くそれとは違い、纏めて大雨が降る、いわゆる亜熱帯地帯のスコールに似てきた。
温暖化の影響だろうが、梅雨時期の晴れ間も、異常高温を示す日が増えてきた。
数年前には、この筑後地方も、その被害を被ったが、今年は地震被災の後の熊本が心配だ。
梅雨という語源はどこから来たのだろうと思って、ネットで検索してみた。
やはり、これも中国から渡来したようだ。中国には梅雨はないと思っていたが、揚子江周辺では梅雨があるらしく、中国の梅が熟れる時期の雨、それと別に黴雨と書いて、長雨でカビが生えるという文字が梅雨になった両説があるらしい。
梅雨が過ぎると近年の日本は猛暑になるようになった。これで人間も犬もくたびれる。
年間の平均気温が1度上がるということは大変なものだが、今や夏の気温は40度近くなる。
30年前には考えられなかったことが、当たり前のように起きている。異常が日常になった。
大雨も困ったものだが、この時期に雨がしっかり降ってないと、梅雨明けに水不足で、田植えが出来なかったり、都市部の断水が起きたりする。兎角、この世は丁度いいということが、なかなか無い。
人の幸せもそうだ。全てに恵まれていると思っていると何かが起こる。
仕事にも恵まれ、お金があって、人望もあって、家庭にも恵まれている。それでも何かが起こる。
不思議なくらい、間違いなく起こる。それを防ぐには、自らその中で減らせるものを減らすこと。
後は、起きることを前提に生活しておくこと。
私は、有難いことに、幸いお金が貯まらないから、まず大丈夫だと信じている。