日本のお寺
2015/04/01
お寺と寺院の違い、どう思いますか。
寺院と言うと、やはり京都や奈良にあるような大きな寺で、観光のルートになっていたり、地方でも寺院と言えば、観光客がいなくとも、やはり入り難いような雰囲気を持った、ある程度の規模の寺を言うようです。
でも、お寺と言えば、昔からその地区にあり、大人も子供も何かの節日には、よく行っていた記憶があります。
中には、住職が習字などを教えたりと。
日本は、仏教の国です。恐らく90%近くは仏教の家庭ではないでしょうか。
外国は、大きなものでキリスト教、イスラム教、ヒンズー教などがありますが、その教会やモスクは国民の生活と一体になっており、例えば、アメリカの教会には、毎週土曜、日曜には家族連れで行き、その地区のコミュティの場になっています。子供たちは、そこでキリストの教えを学ぶわけです。
ところが、日本の仏教はどうなってしまったのでしょう。
お寺に行っても、特別な日を除いて、人影はありませんし、その特別な日も高齢の人ばかりです。
お寺も、神社も、その地区の門徒や氏子によって維持されていますが、今後、若者がいなくなったり、関心が薄れていく中で、いつまで維持されていくのか危惧されます。
そうなった時、日本人の宗教を聞かれてどう答えるのでしょう。
日本は、宗教の自由が保障され、宗教を持たないことも自由です。
ただ、今まで、外国から見た、日本人の精神面・生活面の素晴らしさを育んだのが、仏神を敬う心だったことも確かです。
そういう意味で、国民もながら、お寺の住職や神社の宮司も、運営方法を考えるべき時に来たのではないでしょうか。
関連記事
- NEXT
- 地方創生