鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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ペットボトル

      2015/07/30

 世の中には、発明と言うと、電気や自動車、コンピューターなど、相当大そうなものを連想するが、考えてみれば、身近なものにも相当大きな変化をもたらした発明がある。
 近年では、遠近両用メガネや筆ペンなどなど。
ペットボトルもそうだ。
 今は、当たり前のように使っているが、この発明によって変わったことは多い。
ペットボトルの前は、ほとんど缶飲料だが、まず缶のように飲み干す必要がなく、好きな時に好きな量を飲める。
ガラスと違って、落としても割れない、凍らすこともできる。
 大きさも、首のところは一緒だから、かなり範囲が大きくなり、自販機もペットの比率がかなり増えている。
若い人のスタイルも変わって、ペットを持ち歩いている人も少なくない。
 夏のゴルフには、冷やしたペットボトルが付き物になった。
ペットボトルが皆無の家庭があるだろうか。
 でも、誰が発明したか、ほとんどの人は知らない。

ペットボトルの原料も年々改良され、空気を通さないだけでなく、光を通しにくいものも出ている。
 以前は、ペットボトルの製造メーカーが、ポリエチレンなどから空気を注入して整形して、飲料メーカーに供給していたが、何しろ配送には空気を運ぶようなもので、運賃が高いために、近年の大手飲料メーカーは、自工場で原料から整形して使っている。
 このペットボトルの普及は、お茶文化さえも変えた。
昔は、急須にお茶を入れて湯呑で出していたのが、ほとんどの会議はペットボトルに変わった。
 家でお茶を飲むのにも、若い家庭はペットが多いというが、お茶を入れるという本来の目的や精神は残ってほしいと思う。
お茶を湯呑で差し出す時の女性の手は美しいものだ!!

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