794 もう一頑張り
全国的な水害の後、更に全国的な猛暑に襲われている。勿論コロナも一向に終息する気配が無い。一方で移動を自粛して欲しいといいながら、一方ではGOTOで、どんどん行ってくれと言う。その犠牲になった代表が、若者が一斉に利用した沖縄。もっとも感染の少なかった島国が、人口比率で最もコロナ感染者が多い県になってしまった。それでも若者は逆にチャンスと行き続ける。
米軍の発生の影響もあったと思うが、特に感染拡大の原因となったのが、自粛要請を受けた大都市のキャバやホストなどの団体旅行。この若者達が沖縄の歓楽街に押し寄せて引き起こしたクラスターという集団感染。無防備無理性な行動は、無意識の中にコロナ加害者になりかねない。
猛暑も、私たちの学生時代までは、せいぜい30度が最高温度だったが、この50年の間に、40度近くまで上昇している。当時は、団扇や扇風機。あまり夜中に身体を冷やしちゃいけないと言われていたのに、今や、一晩中エアコンを点けろと奨励する時代。人の体力や忍耐力は衰えているのに、環境は益々厳しくなる。今は、機械器具の力を借りて、その自然環境の変化に対応している。ただ、問題は機械器具の場合、停電が起きたら万事休すということだ。恐らく、そのために蓄電器つまり、高性能のバッテリーを発明普及させることになるのだろう。
さて、前回のブログで、抗がん剤を続行することになったと書いた。その後、8月10日の休日に、急に熱が出て、夜中に38度越えとなったため、翌日、癌の治療で通院している病院へ行った。すると、一旦解熱剤で下がっていた体温が、病院にいる間にまた39度超えになってしまい、点滴を受け、原因不明の為、そのまま入院となった。
4日間の入院の間に、いろいろ検査を行ったが、高熱の原因は分からないまま。ただ、転移した肺の癌が大きくなっていることがわかり、主治医から、やはり抗がん剤は中止しようと告げられた。結局、余命が残り少ない、いつ何が起きても不思議でない状態。1か月後かも知れないし3か月持つかもしれないという状態。今度入院したら帰れなくなる可能性もあるので、出来れば、抗がん剤での副作用に悩まされることなく、家庭で余生を出来るだけ楽しく過ごした方がいいだろうという意見だった。
その意見は、私が今の病院に転院する時、主治医に私の意志を伝えた内容と合致する。それを聞いて、更にやるべきことを急ぐ必要があると改めて覚悟した。ただ、その後に主治医から、試しに飲む抗がん剤を試してみようかと打診され、どんな効果と副作用があるか、とりあえず1か月くらい試してもいいと思って今月下旬から始めることにした。一旦、治療を止める覚悟をしていたので、多少の迷いはあったが、主治医が勧める治療だから、一緒に頑張ってみて、合わなければ、それからでも遅くは無いだろう。カミサマも、発見以来1年以上を、驚き悲しみながらも、共に闘病してくれているので、私の考え方も含めて、そこは理解をしてくれる。
退院した今日は、子ども達3人とその嫁と孫がみんな集まって、お盆を兼ねた孫のウタの誕生会。娘婿は東京なので残念ながら今回は参加しなかったが、近く、福岡に着いて「抗原検査」を受けて、防御対策を備えて帰ってくる予定。その時に、みんなで家族写真を撮っておこうと思う。小さな子供にとっても写真は大事だ。帰省についても、GOTOと同様、政府と東京都の方針が違う。国民は当然、自分の都合に合わせて選択するだろう(笑)。
とりあえず、今からまた忙しくなる。万一の場合、1か月後に逝く可能性があるとすれば、6か月計画を前倒しして実行すべき。会社や家族がある以上、政府のように成り行き任せというわけにはいかない(笑)。まずは、カミサマとよく話して遺言書を確定させることから、家族への今後に対する意思の確認。葬儀についての準備を会社と家族での内容を詰めて置く。特に、コロナの影響で、当初考えていた葬儀のやり方を根本的に変更する必要がある。
後は、会社や家庭での身辺整理をしておく。特に書類関係の説明継承。決算処理も、今期までは元気なつもりだったので、もう一度決算処理と税務処理を、盆過ぎに担当者と一緒にやることにしているし、税理士もいるので、それは大丈夫。経営面は、実務も私の理念も含めて、もう新社長や役員社員がちゃんとやってくれているので問題ない。
あと、先のブログで書いていたように、納骨堂の改修と雑木の伐採は完了。次男の婚約も終わり、後はコロナの状況を見て式を何時にするか。恒例の3夫婦旅行は、こんな状況では当面延期せざるえない。ゴルフも、癌の進行で計画通りには回れないと思うが、9月の北山会は最後だろうから、何とか工夫して務めたいと思う。絵はノルマを果たしている。頼まれた人には出来るだけ渡したいし、遺作として残しておきたい。そういえば、ヤフオクで額縁を何個か落札したが、油絵額縁としているのに、油絵が入れられない作りとか、運賃表示のない物は、運賃が入札額の3倍もしたりと、失敗したが勉強になった(笑)。
カミサマとの旅行だけは、前倒ししてでも実行しておきたい。これからは、後半年ではなく、後1か月と思って生きることにした。確かに、私の知人で、つい数日前まで元気だった肺癌患者が、様態急変で何人か亡くなった。可能性として、死期が少し早まるような雲行きにはなったものの、別に気落ちはしていないし、これからも、今まで通りに平常心で生きていく。備えはちゃんとしながらも、あとはなるがままに(笑)。
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