鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

悟り

      2015/07/30

昔、仙人と言う人がいて、山奥で悟りをひらき、訪ねてきた人に教えを説いた。
 そんな物語がよくあった。
仙人に選任された人は千人もいない!なんて。
 我が家のトイレには、そのような教えの言葉が日めくりで掛かっている。
思わず、うーんと唸る言葉ばかり。

 その中に、こう言う言葉がある。
「水に浮こうとあがけば沈むが、沈んでもいいと思って力を抜くと浮く。」
もう一つ、「幸せだと思っていると、幸せなことが訪れる。不幸だと思っていると不思議と不幸なことが舞い込む。」

 ただ、悟りと言うものは、簡単に身に着くものではないし、あまり若くして悟りを開いたのでは、面白くない。
多くの失敗をして、その末にたどり着くのが悟りだろう。
 死の前に、悟りを得られれば、安らかに死ねるかもしれない。
ゴルフで大叩きしたり、美女に振り返ったり、飲みすぎて二日酔いする私は、まだまだ悟りが足りないようだ。
 
 水に浮こうと。。。は、良く似た言葉に、開き直るというのがある。ただし、いい意味での開き直り。
窮地に入って、もがけばもがくほど、かえって深みに入ってしまい、例えば結果、借金地獄に嵌ったり、ドロドロした
愛憎関係に嵌りこんだり。
一つ間違うと、諦めや責任放棄にもなる可能性もあるが、窮地に入った時の、覚悟の開き直りも必要かと。

 幸せ。。。は、井の中のカワズというやつで、自分の幸せは世の中の不幸を知らないとわからないかもしれないが、
健康な幸せ・家族がいる幸せ・子供がいる幸せ・住まいがある幸せ、もさっと言えば、食べられる幸せ、歩ける幸せ
安心して暮らせる幸せ。
 世界には、そうでない人々が今でもたくさんいる。
でも、そういう経験をして、立ち上がった人は強い!そして優しい!

 - 信念

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