鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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737 副作用の副作用

   

流石に、連続投与の副作用は思った以上だった。前号で無事に退院したつもりだったが、今度は身体のむくみ、とくに下半身のむくみが半端じゃなかった。皮膚のあるだけパンパン腫れ上がり、緩めのズボンがきつい。足の甲が高くなり革靴が入らない。何と、体重が24時間で8キロ以上増えた。こういうことがあるんだと自分で感心した(笑)    

胸も苦しくなり、寝ても息苦しくて眠れない。今日は、本来また連続して投与する予定になっていたが、この状況では心臓に対する影響が不安だということで、とりあえず1週間延期となった。むくみの原因は、インシュリン投与で血糖値が安定した分、今度は水分の排出が抑えられた結果だろうということ。心臓も同じような原因だと言うことで、まずは、そちらを優先して回復させようということになった。お陰で1週間はやや楽に過ごせる。はず(笑)    

これまでも書いてきた通り、確かに抗がん剤治療は、癌細胞をやっつけるために、空襲で目的場所を爆弾攻撃するようなもので、それがある程度の範囲を攻撃するために、本来は壊してならない場所まで壊してしまう。それが身体の中で起きるので、身体のいろんな部位に打撃を与える。今の医学では、まだ癌細胞だけの狙い撃ちができない。今、その研究にようやく目途がついてきたという段階だから、あと5年もすれば、副作用もずっと少なくなるだろう。    

ただ、厳しい内容だが、間違いなく、抗がん剤治療に因り、余命半年が3年に。3年が10年に、しかも元気に過ごしている多くの人がいるのも確かなこと。私は、膵臓から肺転移と言う、治療も発見率も、生存率も、癌の中でも、最もやっかいな癌であるために、抗がん剤治療の副作用も、他の癌よりキツイそうだ。しかし、それでも頑張れるのは、良くなるという希望を捨てないこと。医師を信じられること。応援してくれる家族や、多くの友人がいること。   

だから、悪いことは考えない。良くなることしか考えないから耐えられる。今は超えるべき山の6合目くらいだと思っている。まだ、今から頂上に近づくに連れ、もっとキツイこともあると思う。しかし、山の高さは永遠ではない。   

東京の娘夫婦が帰省した。寄生したとは言わない(笑) お陰でお腹の中に子供が授かり、有難いサンキュー。婿殿は商社マンで、今回の新型コロナウイルスの問題で海外出張が自粛となり、当面動けない。そんな機会に、私の個展も見てやろうということで来てくれた。 来てくれるのは有難いが、そんな中での移動も心配。せめて、ウイルスに目立つ色が着いていればいいのだが(笑)     

このまま、あと3か月も感染が続けば、経済も大変。一番打撃を受けるのは中国人主体だった観光地や宿泊施設。バスや飛行機などの密閉型交通機関。海外旅行。銀座のデパート。もちろん、中国に生産工場を持つ企業や部品を調達している企業。中国から野菜などを仕入れている国内スーパー。それに、人が集まるイベント興業や式場などなど。   

ここまで来ると、8月のオリンピックさえ危惧されるようになった。こういう年に結婚式やいろんな式典、イベントを企画したり、参加予定の人々は不運としかいいようがないが、目に見えないものの怖さ。今、韓国の感染が注目されているが、中国と陸地で接し、労働力などの行き来も多い。おまけに日本ほど衛生面や医療面も進んでいない。ところが、もっと恐れるのは北朝鮮への感染。韓国と地理的や交流的には同じ条件にあり、感染防御面や医療面、衛生面。それに国民の体力が感染を防げないだろう。アメリカよりもウイルスで国が崩壊する可能性がある。

今回の状況と全く同じような映画が、20年くらい前に作られた。ダスティホフマン主演の「アウトブレイク」題名もそのままズバリ。ウイルスの宿主と言われる猿は、中国ではなく、映画ではアフリカからの密輸入。結構良く出来ていて面白いから、是非ビデオかスマホで観て頂くことを推奨。

 - 雑記

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