鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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710 桜を見るかい?

      2019/11/27

世界に最多の信者を持つキリスト教の頂点に立つローマ法王が来日して、高齢でありながら、核被爆地の広島や長崎を訪問して、総理や天皇と会うために東京に向かわれた。ローマ法王も、日本の天皇と似たような立ち位置にある。政治的な権力はないものの、全世界のキリスト教徒に止まらず、その存在は象徴として尊敬され、その言動は大きな影響を与える。

我が国の宗教と言えば、仏教とわずかなキリスト教。世界では、キリスト教・イスラム教・仏教・ヒンズー教が主たる宗教になる。ところが、各宗教とも二分して争っているのが現実。例えば、キリスト教でも、従来からの厳格なカトリック派と新教プレトスタントに分かれているし、イスラム教も、シーア派とスンニ派に分かれて激しく争っている。仏教も争ってはいないが、いくつもの宗派に分かれて相容れないものがある。     

私の身近では、仏教離れが進み、先祖代々お寺の門徒だった家が、若者になってお詣りしなくなったり、脱退する動きもみられるようになり、運営が難しくなっているお寺もあるようだ。その点、イスラム教などは狂信的な信者も多いが、若者が大学への進学が増えたり、世界に出て、外から自国の有様をみるようになれば、流石のイスラム教も変わっていくのではないだろうか。今は、まだ女性の勉学を制限したりして疑義を持たせないようなシステムが、それを抑え込んでいるのが現状。    

人を救うための宗教が、人の自由や人権を縛り、人を苦しめているという現実は、一刻も早く改革されるべきだろう。    

話は変わるが、今、桜を見る会が話題になっているが、要するに、総理や総理夫人、主要閣僚などの知人友人などを招いたこと。その桜を見る会の費用が公費、つまり国民の税金であることで、公私混同。または地元の選挙活動の幹部を呼んでいるのは公職選挙法に違反でけしからんというもの。今の時点では、野党の言い分に分がある。ただ、こういう例は、日本国中あること。偉くなって権力を得れば、自分の力を誇示するためにも、身内や取り巻きを優遇するのは、人間の条理。もちろん、いけないことだから、当然追及する必要がある。そして、それを素直に認めて謝って改善すればいい。それを下手に隠ぺいしたり、言い訳するから、今さら戻れなくなってしまうし、下手すれば社会的問題になって、辞職などと言う大きな問題になってしまう。   

今の安倍首相は、首相としての仕事は、過去のどの首相より頑張っているし、歴代見ても、世界にも通じる数少ない日本の総理だろう。それは、安定政権で他国の首相より会議の出席回数も多くなり、発言力も高くなる。されは日本と言う国の存在感にも結び付く。だから、各党の覇権利権争いはどうでもよく、もう少しの間、日本の国力と平和と経済、そして住みやすい国作りに頑張って欲しいと思っている。そのためにも、自信を持てる行動をして、にやにやしながら言い訳する癖は治して欲しいと願うばかりだ。

 - 雑記

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