574 国会狂騒曲
外国人労働者問題の国会決議が自民公明維新の賛成多数で可決された。
早速、野党は毎度のコメントで、論議を尽くさないとか、強行採決、国民不在などと、言っちゃ悪いが、まるで負け犬の遠声としか見えない。
相も変わらない野党の戦法では、こうなることは分かっていたはず。
どんな対案があったかも、何を改善すれば良かったかも、話し合われないまま、議員手当だけが増えて、結局は政府の案通りに決まったことで、またまた、野党の存在意義が疑われる結果となった。
自民公明は圧倒的与党。その票は国民が選択したもの。
なぜ、そうなったかも、そうなるのかも、野党はまるで分かっていないのではないか。
本当に、自分たちの異なった意見があって、今の与党に対抗しようと思うなら、大義の元に立憲も国民も合同してあたるべきなのに、お互いの面子や党利の張り合いで、バラバラのまま纏まらない。
こうなると、国民の期待は、今の野党から離れて、自民党内の議論対決に期待するようになるのではないか。
議長を取り囲んで吊るしあげたり、とにかく決着を遅らせるだけのために、誰彼の不信任案を出したり、国費の無駄遣いもいいとこだ。
その時間を使って、もっといい案に改善する努力をしてくれたら、国民だって野党の行動や存在価値を認めるのに、ああいうテレビ映りがいいと、まだ思っているのだろうか。
まるで、おもちゃを買ってくれない大人に、じゃ、ここを動かないと、子供がダダこねている図にしか映らない。
地域から選ばれた議員は、地域のことを知っているから、まだいいが、比例や参議員など、地方の事をご存じないようだ。
だから、小選挙区制に戻したがいいとか、参議院不要論が出てくる。
私は、野党と言う存在は必要だと思っている。しかし、それは闇雲に議事を遅らせたり、反対するばかりでなく、ちゃんと、与党政府の議案の審議をして、国民により良いものにすること。
与党政府に不正や堕落があるときは、それを正す事。野党自体も、庶民に寄りそった対案や独自案を出して、世に問う事。
以前は、与党になってしまい失敗したが、野党が協力して、もう一度、無駄遣いや社会保障問題、少子高齢化、一極集中など、本当に国民が望んでいる、そして野党でこそ取り組める問題にあたって欲しいものだ。
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