536 北海道地震災害
予想もしない災害。それが地震災害。
火事や台風、水害など殆どの災害は、前触れがあったれ、少しずつ広がったり大きくなったりするものだが、地震だけは突如起きて、そのまま何もできないままに被災してしまう。
今度の北海道も、1分前まで何事もない平和な睡眠の中で、突然発生して多くの人が亡くなった。そして家屋が壊れなくても、広域に停電や断水、液状化というインフラ被害が発生し未だに、何万人もの人が、何らかの不自由を強いられている。
つい先日の台風被害や大雨による水害は、まだ、防災の準備や、避難の準備ができるが、地震だけは、準備のしようがない。
もちろん、耐震化などの対策は進んでいるが、今回のように、地震で山崩れが起きて家屋が圧し潰されるような事態には、しかも真夜中では、なす術がない。
それでも、私たちは、自分にそんなことが起きるとは考えない。
裏に山が迫っていたり、住んでいる所が埋め立て地だとしても、どこかに移住するというような考えには及ばない。
ただ、これから土地を買って家を建てたり、マンションを買う場合も、そこがどんな土地質なのかを調べることはできる。
過去に地震が無かったか、岩盤がしっかりした土地なのか、宅地より水位が高くなる河川が近くにないか、液状化の可能性のある埋め立て地ではないか、上流からの土砂の及ぶ危険性はないか、津波の及ぶ範囲でないか。
昔から、人間は、そのような自然災害を教訓にして居場所を決めてきた。
それが、昔からある各地の集落だ。
昔からの集落だから、どの家に誰が何人で住んでいるということが分かるが、都会では隣のことも分からない。
近代、そんな集落を離れて、どんどん新しい新興住宅地に人が流れていく。
仕事に都合がいいからと、危険な海の近くまで家が出来たり、土地が安いからと埋め立て地に分譲住宅を開発したり。
災害が多くなり、規模も大きくなっていることを感じるなら、少しは住む場所も賢く選んだ方がいい。ただ、それを実行しようとするとかなりの労力がいるから、やはりそんな機会や転換期があった場合と言うことになるだろう。
日本は、東西南北に伸び、海に囲まれているため、世界の中でも安全で、四季もあり、素晴らしい国だが、その代わり、海溝が走り、大陸棚の上にあり、大陸と海の地層がせめぎ合ってズレを生じるという構造を持っている。
そのため、日本国中に活断層が幾重にも走っている。それはどうしようもないことなのだ。
だからこそ、せめて、政治機能や経済資産は危険性を避け、できるだけ我々も個人防衛をすることが必要な時代になっている。
一戸建てなら、もちろん土地選びも重要だが、地震や台風に強い建築方法。マンションなら耐震構造の見極めや階数、自家発電などの装備。
昨日は、私が会長を務めている地元のゴルフコンペ。地震も無いが自信もない。
ただ、自身がるのは、雨が降らないこと。私がゴルフの日には、絶対雨が降らないのは地元では有名で、かなり神がかり的。自分自身が不思議なほどの偶然。
お陰で、いろんなコンペの度に感謝される。
明日は無理だろう、今日は駄目だろうと言いながら、ジンクスは続いている。笑
関連記事
- PREV
- 535 過疎の進行
- NEXT
- 537 自民党総裁選