534 秋の気配
窓から、空を見上げると、青い空に雲が棚びいているが、数日前より、空が高くなったように見える。天高く馬肥ゆる秋。
小中学の頃まで、運動会の歌として「空澄み晴れて、天高く」という歌詞があったが、運動会と言えば秋だった。
この歌は、なかなか勇ましい歌詞や昔の言葉使いが入っていたので、恐らくは日教組が強くなった時代に、抹消されてしまったのだと思う。
運動会は、秋の季語と言っていいほど、秋と決まっていた。
だから、八女地域の運動会の弁当は、栗ご飯に、卵焼き、果物はみかんが定番だった。
今は、その土地々で、地域の産業や学校の入試など、それぞれ事情に合わせて、春に行う学校もあれば、夏もある。冬はあまり聞かない。笑
これから先、温暖化で暑くなれば、冬もいいかも知れない。
強烈な台風21号が日本に近づいているが、台風が来る毎に、少しずつ涼しくなっていく。
台風が来れば、今、まさにたわわに実った稲がなぎ倒され、例年になく美味しい秋の果物が落ちてしまう。
桃が終わり、ぶどうや梨、早物のみかんやりんごが出回っているが、まだ被害が出る。柿がやっと緑の葉の中から、少し色づいて実がなっているが分かるようになってきた。
子供の頃は、台風が来ると柿が落ちるので、それを拾って食べていた。
庭の蝉の鳴き声も、クマゼミから油蝉、今はヒグラシに変わったし、鈴虫の音も聞こえるようになった。
間違いなく、秋はすぐそこまで来ている。と言う事で秋の一句。
清しくも 寂しくもあり 秋の雲
立ち枯れの 樫に残りし 蝉の殻
干し物の 影長くなり 夕支度
豊漁の 恩恵届く 焼きサンマ
今日は、会社の健康診断。
胸を触られても、腹に抱き着かれても構わない。
針を刺されて、血を抜き取られてもいい。
しかし、あのバリウムだけは、勘弁してもらいたい。ここまで長く同じことをやって、みんな閉口しているのが分かっていても、もっと飲みやすい、できれば飲みたくなるような胃通し薬は開発できないのか。
無理に腹を膨らまされて、ゴロゴロ転がされたり、逆さにされたり、ナチスより悪い。
バリウムのお陰で、腹の中がまだムカついているので書く。笑
今朝の新聞に、民間の給与が上がったため、公務員も引き上げろという人事院の昇給勧告が出されたとの記事が載っていたが、このやり方は、どうも違和感を覚える。
大変な努力をして利益を出せた会社は、その社員の努力に対して給与を上げる。昇給には会社の資金力や展望などいろんな事情を勘案してそうする。
利益が出なくても、人手不足で止む無く給与を上げる場合もある。
それでは、公務員を同じ視点からみると、上げる事由が見当たらない。
地方も国も、借金を抱え、財政は厳しく、みんなで工夫したり努力したりして、経費節減や効率化したという訳でもないのに、たまたま世間の会社の成果に便乗した形で、じゃ、公務員もそこまでいいんじゃない、という昇給はおかしい。
もしも、他が上がるから、我々も税金からというのは共産主義社会。
公務員は、一般企業とは、給与だけで比較できない安心面や保障面がある。
為替の恩恵で儲かっている自動車や商社などの大手企業を除けば、給与水準は、企業水準を大幅に上回っている。だから、卒業後は、多くの優良な企業があっても、一番人気は公務員なのだ。
お手盛りという言葉があるが、国民の税金は、もっと国民が納得いく形で使ってもらいたいものだ。公務員が悪いと言っているのではない、考え方がおかしいのではと言っているだけ。
ただ、私の家族が全員公務員なら、手放しで喜ぶと思うが。笑
「市も県も、国もどうでもいい、我が家が潤えば、それでいい」それでこそ、公無員!!
その中でも、この夏頑張った人が酷夏公務員。
少し、ボケてきた人が、痴ほう公務員。