鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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531 さくらももこ

   

 今度は、ブログも盆休みで少し間が空いてしまったが、何でも、間が空くと再開するのに2倍のスタミナが必要だ。
 このところ、カミさんの習字の練習に力が入っているので、会議や飲み会が無い時は、ついつい、洋画でも観て寛いでいたが、これじゃいけない、時間は戻らないと、また、少しずつ油絵を書き始めた。
 絵と言うものは、プロじゃないので、描きたいと言う対象物が現れないと、なかなか描けない。たまに骨董屋を物色して、描きたい魅力の置物など探してみるが、なかなか惹きつける物はない。
 私は写生に出掛ける余裕がないので、室内で、もっぱら生物と人物を描くが、どうも日本の風景は、洋画には向いていない。海外に出かけると、描きたいと思う風景が次々と現れる。
 絵描きが、欧州に行くのがよくわかる。風景そのものが絵になっている。
ただ、海の絵だけは世界共通だから、時間がとれるようになれば、岩場の荒波の絵を描きたいと思っている。
 風景は、写真を見て描く人もいるが、やはり現場で描かないと空気感や迫力が出ない。

 今朝のニュースで、漫画家のさくらももこさんが亡くなったことを伝えていたが、まだ53歳ということだから、早い。
 確かに国民的漫画家と言っていいほど、ちびまるこちゃんは、日本の家庭の人気者だったし、海外でも人気があったらしい。
 昔の茶の間の人気漫画は、鉄腕アトム・鉄人28号・サザエさん、近年は巨人の星・あしたのジョー・ルパン3世・ゲゲゲの鬼太郎・ドラえもん、そして、ちびまるこ。
 少なくとも、これまでの日本漫画史の中で10本の指に入ると言っていいだろう。

 他にも、赤胴鈴之助やあぶさん、タイガーマスク、ベルばら、ブラックジャックなど、人気のある漫画はあるが、読まれたり放映される時間の長さや、老若男女の幅の広さからすると挙げたような作品になる。
 とくに、ちびまるこちゃんのいいところは、自分の幼い日々を写し取った、無理のない、なにげない家族や近所の日々に、国民の共感を引き付けたところ。
 これから先、漫画はアニメと呼ばれ、人気が出れば漫画雑誌に止まらず、テレビやスマホなどで放映されるチャンスも増えるが、今までのような優れた作家が現れるだろうか。
 なぜならば、彼らはたくさんの本を読んだり、基礎を学んだり、苦労を重ねて芽が出たわけで、今のように、漫画が簡単に次々と出版されたり、ゲームやコンピューターで絵が描ける時代ではなかったことが、結局は優れた作品力の源になっているのだと思う。
 
 なかなか、猛暑が収まらない。
北日本は、雨のせいもあり、かなり涼しくなっているようだが、九州は、宮崎鹿児島を除いて、ここまで猛暑で雨が降らないと水不足が深刻化している。
 地元、八女では、八女の水がめと言われるダムの水が枯渇し、ついに一番底の水を流すことを決めたようだが、それも時間の問題。
 不要な所に必要以上に降って、必要な所には全く降らない。補助金と同じだ。笑
 
 
 

 - 信念, 社会, 雑記

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