532 フラ・ブラボー
2018/08/10
フラと言っても、男連中にはピンと来ないと思うが、現代の女性は結構この2文字だけでわかるらしい。ボウフラでも、フラメンコでも、フラフープでもない、フラダンス。
フラダンスと言えば、あのハワイアンメロディーで踊る、ハワイの原住民の踊りだが、それが今、日本で、美容や健康にいいと、かなり流行っているらしい。
我々音楽関係の仲間の女性が、フラダンスをやっていることは聞いていたが、昨日、大きな発表会があるので、一度見に来いと言われ、筑後のサザンクスという施設に出掛けた。
施設に入ってみると、確かに華やかだ。すでにフラの衣装を着た小さい子から高齢の女性まで会場の外にも溢れている。出演者だけで300人前後はいたと思う。
何か場違いな場所に来たような気もしないわけでもなかったが、ここは、じっと身を潜めて開場を待った。
開演すると、私の想像をはるかに越えたグループの数と、踊りの素晴らしさ。
確かに、たかがフラダンスとなめていた。しかし、流行のヒップポップもいいが、フラは女性独特のしなやかさや、感情表現が体現され、それぞれの踊りに味がある。
何といっても、ヒップポップのような動きの速いダンスは、若いうちしか踊れないが、フラなら、70でも80歳でも踊れるだろう。
グループ発表の前に、主催者の先生と恐らく熟練の皆さんだろうが、数組踊ってくれたのだが、そこで観客の心を鷲掴み。さすがにずば抜けて旨い。
踊りの種類に因るかもしれないが、中には、まだ初心者らしいグループや、硬い表情で、形を踊っているだけと見受けられるグループもあったが、逆に、ハワイ本場でも通じるのではないかと思うほど、表情豊かで腰の動きもリズムと一体化したグループも結構多かった。
団体が終わって2幕目が終わったところで会場を後にしたが、次回はカミさんを誘ってもいいんじゃないかと思ったほど。
とにかく、このような発表会で、老いも若きも、普段と違う華やかな衣装を着て、大勢の観客の前で踊るのは、活力にも生きがいにもなるし、何といっても仲間ができる。
普段の自分とは、違う自分がいるし、見る人も刺激になると思う。
少なくとも、彼女たちは、見るだけ聞くだけで終わる人より、素晴らしい日々を過ごしていると思うし、それが皆さんの表情に表れていた。まさに華。
フラに乾杯!フラに完敗!笑
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