439 ユニクロ
2017/12/22
ルイブィトン・シャネル・コーチなど衣料の有名ブランドは数々あるが、我が国の世代を超えて一番知られているのはユニクロかもしれない。
私は、元々はユニクロは好きではなかった。
なぜかと言うと、ダイエーやユニクロと言えば小売業界の価格破壊の元凶。
海外で安く作ったものを持ち込んだり、仕入れ先に無理を言って、製造業に打撃を与えた代表みたいなもの。それは間違いない。
確かに生存競争に勝ち抜くためには手段は選べないのかもしれないが、自分が生き残るために、業界の秩序を乱したり、弱者を追い詰める結果になることがわかっているのにやることは日本には本来馴染まない。
まさにアメリカ資本主義的な経営だろう。
しかし。先日ユニクロに買い物に行った(笑)
このところ、急に寒くなって、ゴルフに行くのにちょっと厳しい。
そこで、あのユニクロのヒット商品、ヒートテック下着を買いに行ったのだ。
ついでに、ウルトラダウンまで買ってしまった。
日曜だったが、レジには長い行列が出来ている。とても並ぶ気にはなれないので、カミさんお願いした。当然、カミさんの分も払うと言うことで。
しかし、今のユニクロは、他店の同様の商品と比較して、そんなに安くはない。
やはり、ブランドが定着し、人気が出れば当然価格は上げる。それが戦略だろう。
今の若者は、自分の価値観に合えば、ユニクロだろうが島本だろうが気にしない。
銀座のお姉さんや、50代以上の女性はやはり、みんな一緒という、それはプライドが許さないかもしれないが。
確かに暖かくて、品質も悪くない。今は毎日のように愛用しているし、この時期のゴルフにかかせない(笑)
今後のユニクロの戦略も難しくなる。ブランドが有名になって高い商品を売っては、ユニクロらしさがなくなるし、いつまでも低価格路線では、高くなる労務コストを吸収できなくなるはず。出店を続けることで成り立つ商売は、止まったら厳しい。
資本力を活かして、新たなブランドを立ち上げるか、他のブランドを買収するか、もっと安く出来るところで作るか。5年後のユニクロがどうなっているのか楽しみでもある。
私は、随分前に、安い衣服を買って、やはりそれなりの品質で、ほとんど着ないという経験をした以降は、安心できるブランドまたは品質で、多少高くても長く愛用できるものを買うようになったが、「安物買いの銭失い」とはよく言ったもので、結局はその方が得しているようだ。
そういえば、全く話は違うが、先日健康診断で引っかかっていた大腸がん検査に行った。
みんながトップの責任ですとか攻めるので、ついに行ったが、結果は全く異状なし。
そのお陰で、忘年会で益々飲めることになってしまった。