鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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畑岡NASA

   

 昨日決勝ラウンドが行われた日本女子オープンゴルフで、昨年のアマ優勝に続き、畑岡奈佐選手が二連覇を達成した。

 このところ、女子ゴルフも韓国勢に上位を占められ、競り合うと負けてしまうパターンが多かっただけに、最終日を久しぶりに安心して観ることができた。
 畑岡選手もアメリカで戦って、いろんな経験をして強くなったようだが、やはりゴルフも野球もサッカーも、強い選手ほど、本場で世界相手に戦ってみたいという夢があるのだろう。もちろん賞金も桁違いに大きい。
 しかし、外国に行って、それがいい方向に向かう選手と、逆に、それで調子を崩してしまう選手がいる。特にゴルフはメンタル、つまり精神力のスポーツと言われるだけあって、多くのギャラリーの前で平常なプレーをするのは並大抵の度胸では無理。
 おまけに、海外となると、言葉や気候、食べ物、そして友人など、平常心を保つための障害が多い。
 みんな同じルール、条件でやっているのだから、韓国の選手が優勝しても、それは努力の結果だから、文句のつけようがないが、やはり日本オープンとか日本選手権というような、日本が付くメジャー大会は、日本選手に勝って欲しいというのは本音。
 
 ブログを読んで頂いている人の中には、ゴルフをやったことが無い人もいると思うが、ゴルフとは良くできたスポーツゲームで、若い人から年配まで幅広く出来て、競うにもちゃんとハンディがある優しいゲームでもある。

 まず、ゴルフ場は基本18ホールで構成されており、コース全長6500メートル前後。
実際は、ゴルフが、イギリスが発祥の地であることからヤードで表示されている。
因みに、1ヤードは0.914メートル。
 その18ホールの中に、打数5打が基本のロングコースと、4打のミドルコース、そして、よく耳にするホールインワンという、1打で入る可能性のある3打基本のショートコースが組み合わされている。
 一打目はドライバーという、シャフト(棒の部分)が長めでヘッド(球を打つ部分)が大きい距離の出るクラブで打ち、グリーンという、穴に旗を立てた円形の、芝を短く刈り込んだ場所に近づくにつれて、短いクラブで打って行く。
 最後のグリーンは、パターと言う球を転がすクラブで穴に入れて終了。

そのコースの規定打数で上がれば、パー。1打多ければボギー、2打大ければダブルボギー、次がトリプルとなり、1打少なくて済めば、バーディ、2打少なければイーグル。
 通常は全部回って合計打数が基準72。それからどれだけ多い少ないで、アンダー、オーバーで表す。プロでない限りはめったにアンダーは出ない。
 プロは当たり前にアンダーを出して行くが、それも、我々が回るような優しいコース設定にしていないので、実際に我々とプロの差は、その差の2倍くらいと思っていい。

 ハンディというのは、そのパーティで初めから、その人の成績を参考にして、5打とか10打とか与えておくやり方と、ダブルペリアと言って、コースに隠しホールを設定し、その打数でハンディを算出して与える方法がある。
 成績は、打ったそのままの打数がグロスと言い、ハンディを引いた打数をネットと言って、プロでない限りは、通常の試合では、このネットで順位を決める。
 だから、ハンディ数次第では、85打で回った人より、100打で回ったことが上位になる場合も多い。
 あと、コースには、砂を入れた穴、バンカーを作ったり、池や植木を配置する、またはコースを左右に曲げることで、飛ぶ人だけが有利でないように作られている。
 打った球がコースから出てしまうとOB、オービーと言って、打数に2打加算される。
グリーンも、傾斜があって簡単には入らない。傾斜だけでなく、芝の生えている方向によっても球の転がりが左右される。
そんなこんなを分かってゴルフの試合を見てみると、結構楽しめると思う。

 私は、仕事の付き合いのツールとして始めたものだったが、暫くは接待ゴルフと言われる、お付き合いゴルフで、あまり楽しめなかったが、今は、スコアはあまり芳しくなくても、ようやくゴルフを楽しめるようになってきた。
 プレー費もバブル期より安くなって、1日野原で友人と遊べるゴルフは、パチンコや室内ゲームで1日を費やすより、健康的で有意義だと思う。
 まあ、プレー費よりも、後の打ち上げ代の方が高くつくかもしれないが。

 - 雑記

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