鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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医者と漢方

   

 どうも、我々日本人は医者を盲目に信じている傾向がある。
やはり、病気や体の中のことは分からないので、当然だが、医者だって完ぺきではない。
 親の後を継いで、とにかく医科大に行って、ちょんちょんと大学病院で実務をやって、それで地元の医院の院長さん。
 人生いろいろ、医者もいろいろ、昔みたいに自分で研究して治療法を編み出すなんて先生は、現代ではまずいない。医大や病院で教えられたことを信じて治療をしているだけ。
 もちろん、正しい治療法で間違いなくやってもらえば、医師の役目は果たしているので、感謝はしても、文句言う筋合いはない。
 しかし、中には、「本当にこのお医者さん、大丈夫?」と首をかしげるような先生もおいでだ。

 この頃、よく同年代の仲間で聞くのが、医者に行ったら「これは年のせいですとか、気を付けるしかないですとか、仲良く付き合って」などと言われて諦めたという話だ。
 私も実際、首回りに吹き出物みたいなものが出来始めて、ちょっと目立つので医者に行ったが、そう言われた。他の医者も同じような答え。
 しかし、そんなことは無いと思っていた。
 同じような年代で、出る人と出ない人がおり、急に出だすわけだから、一種の皮膚の病気に違いない。内臓からの場合もあるはず、だから治療法はあるはずだと。
 そこで、前から知っていたが、結構評判のいい漢方の薬局に行ってみた。
症状を話してみると、「よく、同じように医者に言われたと相談に来るよ。漢方だから、ちょっと日数はかかるけど、2か月くらいで治ると思うよ」と簡単に行ってくれた。
 初めは、出来ている分だけは、冷凍療法で取れると言うので、医院に行っていた。確かに取れるが、待ち時間が長すぎて通えない。それに取れても、他のところから、また出てくる。
 これじゃ、きりがない。

 ところが、その漢方の煎じ薬をお茶代わりに飲み始めたら、2か月どころか、みるみる改善していく。まだ、2週間程しか経たないし、漢方だから当面は効果が表れないだろうと、期待していなかったが、さすが〇〇薬局、あんたは偉い。
 何が偉いと言って、「高い薬も、お客さんがいろんな情報を聞いて、取り寄せて欲しいというのであるけど、効かないよ。これで十分」と言って出してくれたけど、値段は普通のお茶より安い。確かハト麦と何とか。

 医者の薬は、もちろんいいものもある。高い研究費を使って開発したものだし、それによって昔は分からなかった病気が治るようにもなった。
 しかし、薬と言うものは、元々、自然の中から見出したものだから、その起源は漢方と同じもの。漢方の方がより身体に安全で、効き目があるものもあるかも知れない。
 医者がいいか、漢方がいいかと言うわけではなく、場合によっては、時代遅れのような漢方の方が、効く場合もあるという話。
 自然界は、本当に人のためにいろんなものを差し出してくれるが、人間は、その自然を破壊し続けている。

 - 社会, 雑記

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