小池さん正念場
今、小池東京都知事に対する風当たりが強い。風速50メートルくらいの強風。
オリンピック開催費用で決断が遅いとか、豊洲移転を決められないとか。決められない知事という印象操作が、自民党挙げて行われている。
しかし、考えてみると、オリンピック費用は、招致した猪瀬都知事の時、予算額7000億円だったはずが、その後、舛添さんの時に何と2倍の1兆3千億円に膨れ上がった。
それでもイケイケだったのが、先のいきさつで、急きょ、舛添さんが失脚し、これじゃいかんと小池さんが登場した訳だ。
某開催委員長のように、自分の懐が痛むわけじゃないから、いくらかかっても盛大にやろうなんて人がいる中で、少しでも予算を削ろう、また、都民の負担を減らそうとするのだから、そりゃ時間もかかるだろう。
豊洲問題も、前々任者、前任者がゼネコン任せに、想定外のお金をかけて、しかも大した調査もせずにやっちゃった、その問題を、解決しようと言うのだから、これも簡単にはいかない。女性ながら、よく頑張っていると思う。
恐らく、どちらも早いとこ進めて、問題に蓋をしたい輩はいるはず。
その連中は、小池さんにあまり調査追及に時間をかけて貰いたくないはずなのだ。
都民も、自民党や自民寄りのコメンティナーやメディアの情報操作で、少し小池批判が出始めているが、基本に戻らないと、今まで通りの無関心無反応都民に逆戻りする。
政治や官庁のいい加減さを正す、数少ない機会なのに。
私は、行きがかり上、自民党に所属しているが、それは安定した政治と、淀みない政治、そして恥ずかしくない外交をしてくれることを期待してのこと。
自民以外の党議員との交流もある。全て、自分の信念に基づいて、是々非々で対応することにしている。
東京都民は、ようやく庶民の立場に立った知事を選んだのだから、本当に改革して貰いたいと思うなら、もっと信じて、応援して、改革の芽を枯らさないことだ。
安倍首相も、近年にない働き者の、精力的な立派な首相だと思う。だからこそ、国民に信頼されるために、自分の意図ではなかったとしたら、間違った経緯を説明したがいい。
私は、大変な重荷を背負って頑張っている都知事も、首相も応援したい。